インターネット検索大手の米グーグルが、世界遺産登録を目指している長崎市沖の無人島、端島(はしま)(通称・軍艦島)の内部を撮影したパノラマ画像の公開を始め、人気を集めている。 画像は同社の無料地図サービス「ストリートビュー」で公開。通常、画像の撮影はカメラを搭載した車両を使って行うが、島内では車の乗り入れができないため、スタッフがトレッカーと呼ばれるバックパック型の機材を背負って撮影した。 撮影には島を管理している長崎市も「大きな宣伝効果がある」と全面的に協力した。スタッフの立ち入りを認め、6月4日に約2時間かけて撮影が行われた。 画像では、旧産炭地で一時は5000人以上が暮らしながらも、1974年の閉山以降は無人となった集合住宅の室内も映し出した。朽ちた木製のサッシや、さびて開いたままの冷蔵庫なども見ることができる。 6月末に画像が公開されると、直後から、簡易投稿サイト「ツイッター」などで