焼損した屋根の一部が撤去され、仮設通路が設置された首里城の奉神門=4月19日、那覇市(首里城公園提供) 首里城公園(那覇市)は12日、昨年10月末の火災で焼失した首里城正殿の地下遺構周辺の写真をフェイスブックで公開した。「見せる復興」を進める方針で、4月下旬からプレハブ建物の窓越しに遺構を見学してもらう予定だったが、新型コロナウイルス禍で延期になったための窮余の策。 正殿前の御庭に整備された見学用通路や、焼損した奉神門の屋根の一部が撤去されて仮設通路が設置された様子も掲載した。公園は感染拡大防止のため4月19日から休園しており、今後も定期的に更新するという。 担当者は「感染状況が落ち着いたら、全国各地から多くの方に見に来てほしい」と話している。