職人の両親と協力 アルバム第2弾能美出身マリンバ奏者・海野さん 能美市出身のマリンバ奏者海野茜さん(37)=東京都在住=が、九谷焼職人である両親の協力を得て、九谷焼を「楽器」として用いたソロアルバムの第二弾を制作した。父の裕さん(70)が九谷焼で作った打楽器「ウドゥドラム」のほか、茶わんなどを活用。絵付けを担う母の加代さん(66)も、CDジャケットの挿絵を描いた。親子で音楽の世界を通じて、九谷焼の新たな魅力発信を試みている。 (平野誠也) アルバムは五月に発売した「RUBIA(ルビア)2」。初のソロアルバムとして二〇一九年に発表した前作「RUBIA」でも、裕さんに九谷焼で作ってもらったウドゥドラムを取り入れていた。 今回は全十二曲のうち、「Canon(カノン)」と「Blandiose(ブランディオーズ)」で九谷焼を用いた。カノンでは、茶わんや小鉢など十二個を並べ、海野さんがマリンバ演奏に使