『ゲームの歴史』という本が炎上しています。 この本に含まれる大量の誤りは岩崎啓眞氏をはじめ、 多くの先人が指摘しているため、 ここで同様の誤りを指摘するようなことは行いませんが、 一カ所筆者が気になった部分があるので引用します。 日本のギークは個人ゲーム制作に行かなかった (『ゲームの歴史 3』P.66より引用) 同書ではこういうタイトルの節を設けており、 日本ではまるで近年まで個人製作のゲームがなかったかのように 説明を行っておりますが、 この説明はあまりに不十分だと言い切ってよいでしょう。 そもそも『ゲームの歴史』で多くの解説が割かれている『ドラクエ』にしても、 堀井雄二氏が『ラブマッチテニス』、中村光一氏が『ドアドア』という 個人製作のゲームを作ってエニックスから賞を受けなければ生まれることはなかったでしょうし、 さらに時代を下ればブラザー工業の「ソフトベンダーTAKERU」で、 同