先日、仏放送局フランス4で、いわゆる“スローテレビ”と呼ばれる番組が放送された。その番組のタイトルは「Tokyo Reverse」。東京のさまざまな街中を後ろ向きで歩いたフランス人男性を撮影し続けた映像を、逆再生して楽しむという番組だ。 仏紙ル・モンドや英放送局BBCなどによると、「Tokyo Reverse」を制作したのは、フランス人カメラマンで28歳のリュドヴィク・ズィリさんと、彼がパリで運営する映像制作会社のスタッフら。彼らは渋谷や秋葉原、浅草といった東京の街中を後ろ向きで歩いて撮影し、9時間ものスローテレビ番組を制作したという。スローテレビとは、2009年にノルウェー放送局NRKが、電車の車窓からの映像を長時間放送して注目された新しいタイプの番組で、例えば「暖炉が燃えている様子」や「編み物をしている人」など、内容の展開がほとんどなく同じようなシーンが長時間にわたって流されるのが特徴
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