父さん、母さん、たかこは立派にやり遂げましたよ! あらすじ・・・ 人を殺してはいけません。 なぜか? なぜだと思いますか? 幼い頃から母親に過剰な期待を押し付けられて、誰からも認められず、誰の目にも止められず、自分の存在が何なのかわからなくなっていた? そうですか、それはつらかったですね。 つらかったら人を殺してもいいのですか? 自分は望まれて生まれて来た子供じゃなかった?母に捨てられ、父にも見放され、周りの同世代の子供たちは幼稚すぎて話し相手にもならなかった? とにかく母に振り向いて貰いたかった、その為なら何を犠牲にしても構わなかった? なるほど、それは気の毒な生い立ちでしたね。 気の毒な生い立ちならば、人を殺してもいいのですか? 愛する人と結ばれると思った矢先に、その人が不治の病に蝕まれている事を知った。 同時期に奇跡的に授かった子供だけは、命がけで守ろうと、愛し抜こうと思った。 そ