タグ

ブックマーク / sukifilm.blog53.fc2.com (4)

  • 『告白』 すきなものだけでいいです

    父さん、母さん、たかこは立派にやり遂げましたよ! あらすじ・・・ 人を殺してはいけません。 なぜか? なぜだと思いますか? 幼い頃から母親に過剰な期待を押し付けられて、誰からも認められず、誰の目にも止められず、自分の存在が何なのかわからなくなっていた? そうですか、それはつらかったですね。 つらかったら人を殺してもいいのですか? 自分は望まれて生まれて来た子供じゃなかった?母に捨てられ、父にも見放され、周りの同世代の子供たちは幼稚すぎて話し相手にもならなかった? とにかく母に振り向いて貰いたかった、その為なら何を犠牲にしても構わなかった? なるほど、それは気の毒な生い立ちでしたね。  気の毒な生い立ちならば、人を殺してもいいのですか? 愛する人と結ばれると思った矢先に、その人が不治の病に蝕まれている事を知った。 同時期に奇跡的に授かった子供だけは、命がけで守ろうと、愛し抜こうと思った。 そ

  • 『シャッター アイランド』 すきなものだけでいいです

    「ゾンビになんてなりたくねえよ!」 (戸田奈津子氏による超字幕より) なんだか自暴自棄になっているかのように、「“謎解きミステリー”の新境地!」だの「このクライマックスは誰にも言わないで下さい」だのと、自らのハードルを上げまくっている 『シャッター アイランド』 。 そんな風にしゃかりき頑張っている姿を見ていると、無性に胸キュンがハードなノンストップ状態になってしまうアガサなのですが、まぁこちとら「言うな」と言われれば言われるほど言いたくなってしまうものなんですよね、人間だもの。 いやだって、まさかあんな仕掛けがあるとはねぇ・・・。 冒頭に出てくるパラマウントのマークの山の麓に、真犯人のイニシャルが隠されてた。 だなんてねぇ・・・! ・・・ ・・ う そ で す よ ?  (※いちおう念押し) とまぁそういう事で、今回はうっかりオチを書いてしまわないよう、手短にお送りしようと思います。あと

  • 『エスター』 すきなものだけでいいです

    真の“愛されガール”の姿を見よ! そして跪け!! エスター、なんと甘美な響き。 北欧に咲く一輪の薔薇。 その棘は心を刺し、その香りは心を癒し、その眼差しは心を惑わす。 エスター、ひたすらに無上の愛を渇望し続けた少女。 エスター、ああ、エスター。 養親になってくれたのが、モーガン・フリーマンさんだったらよかったのにな!マジで!(もしくはウディ・アレンさん) 衝撃の朗報? 72歳のモーガン・フリーマン、45歳年下の孫娘と結婚!? - MovieWalker (↑ガセだという節もあるそうです) (↑ウディの方はガチ) と言うわけで、去年観た方の間で話題騒然だった 『エスター』 を、遅ればせながら鑑賞しました。 エスターなんだこれ超SUGEEEEE!! 最近怖い映画が少なくなったとお嘆きの自分に、心ばかりの増強剤とばかりに借りてみたのですが、滋養がつくどころか超劇薬だったのでした。 バンザーイ!ど

  • 『母なる証明』 すきなものだけでいいです

    ★★★★ バカ親にだけは、なっちゃいけないんだ。 あらすじ・・・ “母”は走る、かけがえの無い息子の為に。 “母”は探る、無実の息子の為に。 “母”は覗く、純真な息子の為に。 “母”は嘆く、薄弱な息子の為に。 “母”は振り上げる、愛する息子の為に。 “母”は踊る、自分の為に、自分と息子の未来の為に。 映画が終わって劇場を後にしようとした時、昔からの知り合いに出会った。 「どうでした?」と聞かれた私は咄嗟に、「ひどかったです」と答えた。 その人はとても戸惑った顔をしていたと同時に、ガッカリしていたようでもあった。 確かに「ひどかった」という感想は、“無い”かもしれない。 でも、私はそう答えずにはいられなかった。 ここに描かれた“母”の姿が、あまりに異様で、あまりに自己中で、あまりにバカだったから。 なになに?ポン(ポン・ジュノ監督)の頭の中で、“母”ってのはこんなイメージなの? ポンはアレな

  • 1