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2009年3月10日のブックマーク (2件)

  • とあるインド人の教育論

    目に留まったコラムがあったので急ぎ訳してみた。かなり意訳しているので英語を読まれる方は原文にあたられたい。 「一人一人が自律した社会を手にするための唯一の道(としての教育)」 (It is the only way to have an empowered society) 寄稿者―ヌズハト・フサイン(著者はナショナル・ブック・トラストのディレクター) 私の曾祖母はおそらく教育を受けていません。彼女には四人の娘がいましたが、息子はみな早くに世を去り、土地も一切ありませんでした。当時は、土地と息子を「社会的な安全の担保(social security)」とみなす固定観念が世間に広まっていましたから、曾祖母夫婦としては、それがないのを気にしていたに違いありません。彼女が確固とした先見の明を持っていた人なのか、それとも深い絶望から決意を固めたのか、私にはよくわかりません。でも彼女は娘を学校に通わ

    とあるインド人の教育論
  • 愛読書は? と聞かれ、この3冊を挙げた理由

    多勝一氏の『日語の作文技術』は、一言で言うと最も役に立った文章読だ。文章読には、谷崎潤一郎氏や三島由紀夫氏など作家の手ものが多い。しかしこうした文豪による文章読は、著者の文章観を知り、著者の作品を味わうためにはいいのだが、必ずしも実用的ではない場合が多い。例えば経済と株価の見通しを書くような文章には、作家の「一番おいしいところ」が応用できるわけではない。筆者も含めてビジネスパーソンがしばしば悩むのは、文章の味わいや調子を高めるといったこと以前に、具体的な文を書く際にテン(読点)やマル(句点)を付けるか付けないか、という種類の問題だ。 多氏のこのは、こうした実用的な悩みに丁寧に答えてくれる。筆者にとって読んで役に立ったという意味では、これまでで一番役に立ったかもしれない。これまでにも、会社の部下など若い人が「文章の書き方の参考書としては何がいいですか」と質問してきたときに、何

    愛読書は? と聞かれ、この3冊を挙げた理由