小人閑居して不善をなす 差し当たりやることがない。でも時間がある。以前ならジョギング。しかし、今の体ではそれはできない。所在なく時間を埋める。またこれも有だ、今日の三じのお茶はお団子にしようかと思ってみた。 退屈のおそれ ぼくは子供の頃はのんびり屋だった。社会に出て仕事について次第にいつしか集中し緊張しなければならない症候群?に習慣的になっていき、遂には、無駄な時間=閑は不善と思うようになり、仕事であれ遊びであれ何ごとも、時間の空きや退屈がある種の恐怖の対象とする時間の過ごし方を長く送ってきたわけだった。退屈は色にすれば黒だと忌み嫌っていた。日本人にはよくあるタイプだそうだが、当時はそれなりに充実していたとさえ考えて、さらに何かを 「手に入れる 」ために躍起になって生きていたのが実際だった。 睡眠障害 四年前睡眠障害であることが分かった。突然襲われる眠気。椅子から転倒するということが日常に