記者会見で、東京都条例の改正案への反対を表明する永井豪さん(左)ら。「良い漫画と悪い漫画の区別ができるのか」(3月15日、都庁内で) ある日本製のパソコン用アダルトゲームが昨年5月、海外から強い非難を浴びた。 「レイプレイ」。男性キャラクターを操作し、少女やその母親を監禁して強姦(ごうかん)を繰り返す内容。インターネット販売で海外にも流通、国際人権団体から抗議を受けた。「日本政府はレイプを奨励するようなゲームを放置するのか」 ゲームや漫画、アニメの性描写は、局部の露出など刑法違反のわいせつ物を除けば、18歳未満への販売規制が各自治体の条例にあるだけだ。 批判を受け、メーカーは販売を中止。自主審査を行う業界団体は、性暴力を扱うゲームの製造禁止を決めた。 「架空の世界なのに、なぜたたかれるのか」と、兵庫県のゲーム機販売店員の男性(32)。趣味で買ったアダルトゲームは約300本。「もっと残虐なも