【2011年11月22日 HubbleSite】 銀河の中では、星の材料となるガスを再利用することで数十億年にもわたって新しい星が生まれつづけることが、観測により示された。同時に、星形成が爆発的な銀河では残っていたガスが吹き飛ばされて星形成の勢いを止めてしまうことも、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によってわかった。 銀河の中心付近の円盤部と、その周りに広がる球状のハロー部。遠方銀河の中心で強烈な光を放つ天体「クエーサー」をハローごしに観測することで、ハローに含まれるガスの種類や量を測定している。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and A. Feild (STScI)、以下同) 左は星形成の激しい銀河を表しており、矢印のようにガスは銀河の外へと逃げてしまう。一方、天の川銀河のような右の渦巻銀河では、ハローのガスの一部を星形成のために再利用できている。クリックで拡大 これまでの銀河の研究