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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/therapit (1)

  • 寝刃合わせのこと - きらく堂日記

    大分前になりますが、山田洋治監督の時代劇2作目「隠し剣・鬼の爪」を見ました。この中で主人公がいよいよ明日斬り合いに行くという時に、日刀を土間に山盛にした砂(砂利)の中に切っ先からザッ、ザッと差し込んでいるシーンがありましたが、あれを「寝刃合わせ(ねたばあわせ)」と言います。 日刀の波紋や地肌の美しさは観賞・鑑定の重要な要素であり、武士たちは魂である刀に美しい研ぎをかけ、錆びさせることの無いように大切に保管していた訳で、良く浪人がさび刀を差していていざと言うときに抜けなかったり、抜いたら「赤いわし」だったり、というシーンがドラマなどでありますが、まず作り事と思った方が良いですね。わずかの脂があれば錆びさせることはありませんし、いかに暮らしに困っているとはいえ、将来の仕官を夢見る浪人が武士の魂といえる刀を錆びさせることはありませんね。実用位の考えで刀を見ている武芸者でも、仕上げの研ぎはし

    寝刃合わせのこと - きらく堂日記
    EurekaEureka
    EurekaEureka 2009/02/09
    "シャープに研がれた刃は滑ってあまり食い込んでいきません。ここで「寝刃合わせ」が必要になります。たとえば少し荒めの砥石で刃先を軽く両側から軽くすってやったり、映画にあったように砂山に数回付き入れることによって、刃先をノコギリの刃のように(ミクロ的に見ての話ですが)に荒らしてやることによって刃の食い込みが格段にアップするのです。"
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