私は子供の頃、給食だけを楽しみに学校に通っていた。しかし今年44歳になる私より上の世代には、「給食がまずくて本当に嫌だった」という人もいる。食の記憶や感覚というものは、世代を超えて共有するのがとても難しい。 よくご老人が「昔の塩鮭は小指の先くらいでどんぶり飯が食えた」なんて語っているのも、その一つ。そんなにしょっぱい塩鮭の記憶がない私には想像しがたい。 だが築地場外市場で気になる商品を見つけた。
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:アサリが砂を吐きたくなるシチュエーション比べ (デジタルリマスター) > 個人サイト むかない安藤 Twitter 興味はあったけど眺めてただけでした 横浜桜木町駅を使うたび、駅のホームからなんだか面白そうな乗り物が見えるなと思っていたのだ。 野球を観に行くときに通る駅です。 駅のホームからなにやら楽し気な乗り物が見えるのだ。 ロープウェイである。 横浜にロープウェイができた、という話は聞いて知っていたのだが、その時は(山でもないのになぜ?)と思っていた。ロープウェイは山とか高いところに行くために乗る乗り物だろう。 しかし、だ 駅に降りてみて確信した これは きっと楽しい。 桜木町の駅を降りて、運行するロープウェイを下から眺めてみてはじめ
クラシック音楽にはたまに驚くような破天荒な曲がある。打楽器として大砲を撃つ曲に、タイプライターを使った曲、ステージ上で卓球をする曲なんてのもあるそうだ。 中でも有名なびっくり曲に、クライマックスで「ティンパニ(太鼓)に奏者が頭から突っ込む」曲がある。マウリシオ・カーゲルの「ティンパニとオーケストラのための協奏曲」だ。 このたびその曲が聴けるコンサートがあるというので、行ってきた。 インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変わった音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。 本『雑に作る ―電子工作で好きなものを作る近道集』(共著)がオライリーから出ました! 前の記事:おもちゃでつくるピタゴラ装置型 楽器 (デジタルリマスター) > 個人サイト nomoonwalk 期待感がすごい お邪魔したの
・NIKKA WILKINSON GIN(47%)……通称「ウィルキンソンジン」 ・BEEFEATER GIN(40%)……通称「ビーフィーター」 ・BOMBAY SAPPHIRE(47度)……通称「ボンベイ」「ボンベイサファイア」 ・GILBEY'S GIN(37%以上38%未満)……通称「ギルビージン」 ・GORDON'S LONDON DRY GIN(43%)……通称「ゴードン」 ・TANQUERAY LONDON DRY GIN(47%以上48%未満)……通称「タンカレー」 ※カッコ内のアルコール度数は瓶の成分表示のまま記載しています。 ※BOMBAY SAPPHIREだけ小瓶なのは、当初できるだけ小さいボトルで揃えようとしたところボンベイ以外全く見つからなかったためです(仕方なく大きいボトルを担いできました)(重かった)。 ※通称は筆者がそう呼んでいるだけのものなので、知らん人の
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:山形ではさくらんぼ売りがちだしなにしろお米が美味しいし > 個人サイト むかない安藤 Twitter 福島の人、車売りがち メルカリ情報によると、福島の人はメルカリで自動車を買いがちなのだとか。 自動車買うのか。 本当だろうか。僕はメルカリで本とかカメラなんかを買いがちなのだけれど、福島では車まで買っちゃうのか。福島に来てみると、まあ言われてみれば、くらいの勢いで車屋さんが多い印象だった。 主要道路の両側に車屋さんがあったりします。 たしかに車屋さん多いかもな、とは思いますが、これだけで車買いがち!とは断言できない。 売れてますね。 実際のところどうなのだろう。福島に住む人に聞いてみた。 ――福島の人がメルカリで車を買いがちだって聞いたん
行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー) 前の記事:ハンバーグを食べて人生の幅を広げたい~横浜「ハングリータイガー」~ > 個人サイト むかない安藤 Twitter ウルトラトレイルというジャンルがある マラソン大会には距離やコースによっていろいろな種類があるが、いちばん一般的なのはフルマラソンと呼ばれる42.195キロの大会ではないかと思う。東京マラソンとかホノルルマラソンなんかがこれだ。 これ以上の長さになるとウルトラマラソンと呼ばれて、60キロだったり100キロだったり、長くなると250キロとか500キロなんてのもある。 これは100キロくらいのウルトラマラソン。 これとは別に、トレイルランニングという競技もある。マラソンはだいたい舗装された道路を走るのだけれど、トレイルランニングは
東京の西に奥多摩という山域があり、個人的に好きなのでずいぶん歩いてきた。メジャーな山はだいたい登ったのだけど、それでもまだ登れていない山があった。 和名倉山(白石山)。 アクセスが悪く、どこから登っても山頂は遠く、道も奥多摩にしては荒れている。 あばよ涙、よろしく勇気、こんにちは松本です。 1976年千葉県鴨川市(内浦)生まれ。システムエンジニアなどやってましたが、2010年にライター兼アプリ作家として自由業化。iPhoneアプリはDIY GPS、速攻乗換案内、立体録音部、Here.info、雨かしら?などを開発しました。著書は「チェーン店B級グルメ メニュー別ガチンコ食べ比べ」「30日間マクドナルド生活」の2冊。買ってくだされ。(動画インタビュー) 前の記事:サルミアッキと愉快な仲間たち(デジタルリマスター) > 個人サイト keiziweb DIY GPS 速攻乗換案内 奥多摩はけっこ
2年前から歯列矯正をはじめ、先日終わった。子どもの頃に行うイメージだったので、自分でもまさかこんな選択をすると思わなかった。つらい?かと思いきやとても面白い2年間だったのでレポートします。(歯の写真がたくさん出てくるので苦手な方は気をつけてください!) 急にきた「歯列矯正」欲 昔から出っ歯で、横から見ると口がモコっとして気になっていた。が、これがありのままだし…と諦めていた。 前からみても出っ歯なんですが 横から見ると口元がもこっとする。出っ歯あるある。 が、ある日YouTubeを見ていると、全く同じ悩みの人が歯列矯正を終えたレポートをあげていた。出っ歯が改善されている……っていうか大人って歯列矯正していいんだ!衝撃が走った。 20代前半ならお金の面で絶対無理だったが、いま30歳だしお金もゼロではない……でも大人がやってたら引かれないか?いや誰も見てないか!!やってみよー!ということで矯正
渋谷は広告でできている街だという文章を読んだことがある。屋外広告の専門家に聞くと、短期媒体では最も渋谷が激戦区なんだという。 屋外広告の世界とはなんだろうか。渋谷駅前を出発してセンター街を通り抜けた前回の最後からの続きで、今回はまた渋谷駅前に戻るまで。これで看板のこと、すべてわかった気がする。(前回の記事はこちら) 看板は一つのメディア 前回に引き続き、渋谷の看板を一緒に見てくれる専門家は屋外広告の会社である光伸プランニングの原壯さん。 ここで屋外広告の少しおさらい。看板は一つの媒体であり、各々にオーナーと広告代理店がいる。代理店がクライアントに広告を売って、広告をデザインし、原さんのような会社に印刷や施工を頼む。 屋外に広告を掲示する専門家である原さんとデイリーポータルZ林さんと3人で渋谷を歩く。 HITと見える看板、あれを見て「空いちゃってる」と原さんは言うが… 看板広告をまとめて売
富岡製糸場からも近い群馬県の定番お出かけスポット「群馬サファリパーク」。 サファリパークといえば当然、クルマに乗って動物を見るところ……と思われがちですが、「群馬サファリパーク」は必ずしも動物を見なくても楽しめるスポットなんです。 どうやら、ゲームコーナーや遊園地のライド系遊具がすごいらしくて……。 1975年群馬生まれ。ライター&イラストレーター。 犯罪者からアイドルちゃんまで興味の幅は広範囲。仕事のジャンルも幅が広過ぎて、他人に何の仕事をしている人なのか説明するのが非常に苦痛です。変なスポット、変なおっちゃんなど、どーしてこんなことに……というようなものに関する記事をよく書きます。(動画インタビュー) 前の記事:日本初代・iPhone3Gを発掘したら思った以上に何もできなかった > 個人サイト Web人生 温泉の近くには珍スポットがある理論 普通だったら、1時間に1人も入って来ないよう
1987年東京出身。会社員。ハンバーグやカレーやチキンライスなどが好物なので、舌が子供すぎやしないかと心配になるときがある。だがコーヒーはブラックでも飲める。動画インタビュー 前の記事:土曜のお便り 〜媚び彫刻の森美術館 『三尺三寸箸』への無粋な疑問 『三尺三寸箸』という仏教説話がある。中学校の時の先生が話してくれて、印象に残ってずっと覚えていた。ざっくり説明するとこんな話だ。 ある人が地獄と極楽に見学に行くことになった。地獄の食事は豪華なのだけど箸が三尺三寸(1メートルくらい)もあって、自分の口に食べ物を持っていけない。食べられないので皆痩せているし、苛立っており争いが絶えない。 極楽にも豪華な食事と長い箸がある。地獄と違うのは、箸で食べ物をつまんだら向かいの人に食べさせてあげるところ。環境が同じでも助け合うことで素晴らしい世界になる、という話。 中学校の時に一回だけ聞いたこの話をずっと
このあいだ、なんの気なしにAmazonの注文履歴をひらいたら、自分が使い始めた10年前の履歴まで遡れることがわかった。 10年前。10年前にした買い物、覚えてる?わたしはちっとも覚えていない。 記憶の蓋をこじ開けろ 2011年のタブをクリックして現れたのはCDが数枚と、パソコンに繋いで使う、おもちゃみたいなDJ機材だ。 たった1件の注文履歴に、瞬間顔がボッと火照って背中から汗が吹き出す。 夜な夜な遊んでもらっていた大学の先輩たちの家にかっこいいDJブースがあって、憧れて買ってみたはいいけどもすぐに挫折して「わたしは聴いて盛り上がる担当がいいです!」なんて言ってお蔵入りにした記憶が、ビリビリと身体を駆け巡った。ひー!恥ずかしい! 勢いづいて、その後何年分も履歴を遡って見たが、これはつまり自身の生活史の一部である。 今でも大切な本やCD、初めての一人暮らしで買った日用品、はたまたなんで買ったか
首都高は隣にある異界だ。すぐそばにあるのに車を持ってないと絶対に行くことができない。 高速バスでたまに乗ると、こんどは自分がどこにいるのかさっぱり分からない。下道と世界が違いすぎるし、ジャンクションとかいう謎の分岐がいっぱいあって怖い。ふだんから車に乗る人に案内してもらいました。 車に乗らないぼくにとって、首都高速はたまに上のほうにあって街を分断する謎の施設だ。たとえば池袋は、駅からみて首都高より手前と奥で街が別れていると感じる。 上野や秋葉原も、首都高の手前と奥では世界が違う。一方、六本木では街の中心に首都高がある。 「六本木のクラブで踊らない人生でいいのか」より 鉄道で移動するぼくにとって、首都高はそういうふうに東京のいろんな街に断片的に出現する謎の施設だ。 車に乗る人に案内してもらう そこで車を持つ知り合いに首都高の案内をお願いした。コストコは会員じゃないと入れないという話があるが、
海外旅行がしたい。 入国審査官に「入国の目的は?」と聞かれたら元気よく、発音いまいちな英語で「サイトシーイング!」と答えたい。読めないメニューを見て、勘だけで注文がしてみたい。知っている人が誰もいない、知らない街を目的なく歩きたい。 でもまだしばらくは難しそうである。 ならば、過去の旅を反芻してみてはどうだろう。新規の旅行に行けない今だからこそ、ずっと書きそびれていた重慶の旅行記を書いてみたい。 編集部よりあらすじ:中国の内陸部の重慶に旅行したときに、高い建物やモノレールが走るルートに驚いたライターネッシーさん。 海外旅行好きだが海外へ行けない今、過去旅した「重慶のたてものの高低差」について連載します。
1997年生まれ。大学院で教育学を勉強しつつ、チェーン店やテーマパーク、街の噂について書いてます。教育関係の記事についても書きたいと思っているが今まで書いてきた記事との接点が見つからなくて途方に暮れている。 前の記事:ドンキから街を想う > 個人サイト Note 食べ比べてみよう 調べてみたら、富士そばは関東近郊圏を中心に130店舗ほどがあるらしい。海外にも店舗がある。そんな規模のチェーンで、街ごとに味が違う、とはどういうことだろう。 だったら食べ比べるしかない やってきたのは、富士そば五反田店。 都内有数の歓楽街、五反田遊楽街の近くにある 食べ比べるのは、かけそば。出汁の味もそばの味もわかる、最もオーソドックスなメニューだからだ 出汁が体に染みる。夜に食べたのだが、この出汁の濃さが、疲れた体にいい。 周りを見渡せば、仕事帰りのサラリーマンに、遊楽街で働いていると思しき人の姿もちらほら 夜
変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:弁当を具にして海苔巻きを作る > 個人サイト 海底クラブ 眼鏡率100%の陣営で話を聞く シチズン・システムズの本社は東京都西東京市だが、このご時勢、ZOOM越しのインタビューである。 インタビューの予定時間は約1時間。実際はあれこれ質問しているうちに大幅に超過してしまった。たぶん、聞き手が3人とも眼鏡ユーザーだったからだろう。 左上が、シチズン・システムズ株式会社の鈴木さん。左下が筆者。 ――眼鏡以外のものも洗浄できるようですが、やっぱり眼鏡を洗う人が多いですか? 「だいたいみなさん、眼鏡と腕時計やアクセサリーを洗うのに使われるようです。 入れ歯の洗浄にもおすすめしてるのですが、入れ歯のことを秘密にしたがる人が多く......入れ歯用として購入する人は少ないよ
※バラムツを食べると体質や摂取量によっては健康被害を引き起こす可能性があります。真似しないでください。 『バラムツ』という魚がいる。7年前にも当サイトで取り上げたことがあるが、こいつを食べると色々あってお尻から油がダダ漏れになるのである。 でも味はいい。 漏らしにくい食べ方はないものか。あるいは敢えて揚げ物やコンフィといったより脂ギッシュさを増す料理にするとどうなるのか。チャレンジしてみた。 駿河湾漁師流の食べ方は そもそも表題のバラムツという魚、とにかく身に脂が乗りまくっており味自体は悪くない。僕も個人的には大好きである。 バラムツはいわゆる深海魚で、日中は水深500mだとか1000mだとかに潜んでいる。しかし夜になると餌を求めて水深100m近くの浅い層へ浮上する生態を持つ(『日周鉛直移動』という)。 釣り上げられたバラムツ。水深750mより。 この魚は英名を『オイルフィッシュ』というほ
1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:勇気を出して40代からの空中ブランコ > 個人サイト 右脳TV タクシーでタクシー乗り場を案内してもらおう 我々はどこから来て、どこへ行くのか。 タクシーもまた、どこから来て、どこへ行くのか。その起点こそがタクシー乗り場だ。言わばオリジン(origin)である。 それはさておき、お知り合いの「ぜつ」さんが、『いま訪れたい 変なタクシー乗り場』という同人誌を作った。ぜつさんは現役のタクシー運転手である。 客を乗せ、タクシーを転がして暮らしてきた。だけども変なタクシー乗り場に対しては、人一倍敏感であった。 これが面白い。新橋駅やバスタ新宿など、そうそうたるターミナルのタクシー乗り場が「変」だという。 4
インターネットで有名な遊びに「打線組んでみた(組んだ)」がある。好きなモノなどを「野球の打線(打順)」に見立てて並べ、その妙味を楽しむものだ。 ネット上では単純な文字の羅列で行われているこれを、野球場にある本物のスコアボードでやったらどうなってしまうのか? 色々なハードルを乗り越え、ついにやってみた。 ライター、番組リサーチャー。過去に秘密のケンミンSHOWを7年担当し、ローカルネタにそこそこくわしい。「幻の○○」など、夢の跡を調べて歩くことがライフワークのひとつ。ほか卓球、カップラーメン、競馬が好き。(動画インタビュー) 前の記事:「戦国時代、天下を取るのは誰だ?」を競馬新聞風に予想した ~ついでに流行語大賞も予想~ > 個人サイト 文化放想ホームランライター
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