日本音楽著作権協会(JASRAC)は14日、記者会見を開き、2007年度の事業報告を行った。同報告によると、同年度の音楽著作権使用料の徴収額は約1,156億円で前年度比約46億円の増収。また、会見後の質疑応答では、4月23日の公正取引委員会による立ち入り検査について、加藤衛理事長が「包括契約のどこが問題なのか、被疑事実が不明確」と述べた。 パチスロなど使用シーン増え、徴収額が過去最高の約1,156億円に JASRAC理事長の加藤衛氏は、「包括契約のどこが問題なのか、被疑事実が不明確」と述べた 2007年度の事業報告では、「ニコニコ動画」や「eyeVio」など4つの動画投稿サイトへの使用許諾を行ったことや、Winnyなどのファイル共有ソフトによる違法利用への対応策について報告。そのほか、日本が第二次世界大戦中に連合国の著作権を守らなかったとして、同大戦期間中に連合国で得られた著作権について通