ベネッセコーポレーションは2015年3月17日、コールセンター業務の委託先の元契約社員が顧客情報23人分を不正に取得し、外部に持ち出していた可能性があると発表した。持ち出していた期間は2014年3月頃から8月頃にかけてで、既に全情報を回収したとしている。 顧客情報は、ベネッセの業務委託先であるトランスコスモスのコールセンター施設内から持ち出された疑いがある。トランスコスモスも2015年3月17日、持ち出しの可能性を認める文書を出した。 トランスコスモスの説明によれば、顧客情報の持ち出しは、元契約社員(1月28日付けで懲戒解雇)が別件で警察に逮捕され、その捜査を進める中で判明した。警察からトランスコスモスへ「元契約社員のスマートフォンから顧客情報と思われる記録が見つかった」という連絡があったという。 トランスコスモスが元契約社員の情報閲覧履歴を調査したところ、持ち出されたベネッセの顧客情報を