タグ

ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (153)

  • 将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記

    最近、若くして起業していたり、小さいけど伸び盛りの会社で働いている若い人から、日の大企業について「驚いた」「あんぐりした」的な話を続けて聞きました。 たとえば「なにかコラボできるんじゃないか」と先方から言われたので話を聞きにいくと、最後には「まあ、半年くらいかけてじっくり検討していきましょう」と言われてのけぞったとか、 向こうから呼び出しておきながら「うちと取引したい会社は五万とある」とエバリくさってるのはどういうコトなんでしょう? と。 そういう話を聞いて「まっ、日の大企業ってのはそんなもんなのよ」と説明しながら、内心では「なんか既視感ある会話だなー」と思ってたんです。 よく考えたらコレ、欧米企業に勤める海外のビジネスパーソンが(昔)言ってたのと同じなんです。 ちきりんが通ったカリフォルニアの大学院の同級生は、半導体やらITやらシリコンバレーの会社に職を得たり、東海岸で金融やコンサル

    将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2016/10/15
  • 「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記

    長く働いていた外資系(アメリカ系)の会社を辞めてほぼ3年。まったく英語を使わなくなった。 「日って、今でもこんなに英語が不要な社会だったんだ」とは驚いたけど、それはそれで「まあ、いいんじゃないの」と思ってます。 だって今どき母語だけで暮らしていけるなんて、すごく恵まれた国だってことだから。 「英語が話せない人と、まともな仕事につけませんよ」みたいな小国と比べて、平和で呑気でいい感じ。 なんだけど、ここ3年、どっぷり日社会に浸ってみて感じるもうひとつ別の欠如については、「これはちょっと深刻な問題だしょう」と思えます。 それは・・・「生産性の概念の欠如」 日って「生産性」という概念があるのは、工場の中だけなんじゃないの? それ以外のところ、たとえばメディアや公的部門、さらには民間企業のホワイトカラー(管理)部門から営業まで、 「この人たち、もしかして生産性っていう概念を全く持たずに働いて

    「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2016/10/15
  • 地方自治体の消滅こそ社会の進歩 - Chikirinの日記

    総務省のデータにあるように、日の自治体の数は、明治以来ずっと減り続けています。 具体的にはこんな感じ↓ 年月 西暦 市 町 村 計 メモ 明治21年 1888 0 内訳略 内訳略 71,314 - 明治22年 1889 39 内訳略 内訳略 15,859 ※1 市制町村制施行 大正11年 1922 91 1,242 10,982 12,315 - 昭和20年10月 1945 205 1,797 8,518 10,520 (終戦) 昭和22年 8月 1947 210 1,784 8,511 10,505 地方自治法施行 昭和28年10月 1953 286 1,966 7,616 9,868 ※2 町村合併促進法施行 昭和31年 4月 1956 495 1,870 2,303 4,668 新市町村建設促進法施行 昭和31年 9月 1956 498 1,903 1,574 3,975 町村合併

    地方自治体の消滅こそ社会の進歩 - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2016/04/10
  • 最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記

    先日、大学院(工学系)の学生さんから、“最初に働き始める場所”についての相談を受けました。 「どこに就職すべきか」ではなく、「ファーストキャリアをどういう考え方で選ぶべきか」についての質問です。 この質問に応えて話した内容を、まとめておきます。 ★★★ 今は 35才にもなれば、ビジネスパーソンとしての能力に圧倒的な格差がつく時代です。 そしてこの差には、卒業した大学名が、ほとんど影響しません。 35才の時点で、未だに ・会社や部署や上司から与えられた仕事をきちんとこなすのが自分の仕事であり、 ・自らリーダーシップをとってグループを率いたこともなければ、 ・リスクのある新規プロジェクトに携わった経験も無い(=今ボクがやってる仕事は、ちょっと前はちょっと上の先輩が担当していた仕事です) ・業界や手がけている仕事について話してくれと外部から頼まれることもないし、もし頼まれても、何を話せばいいのか

    最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2015/08/03
  • 恐るべし 東京海上日動火災保険 - Chikirinの日記

    9月28日の日経新聞に、「東京海上日動火災 / 女性社員を営業職に」という見出しの記事が載ってました。 しかも片面の4分の1をしめる巨大サイズの記事なんだよ。ちょっとびっくり。 10月1日からリクナビがオープンするなど、学生の就職活動が始まるタイミングぴったりに、 ここ数年、男性のハイエンド人材の採用に苦労している伝統的な一流企業が、 「我が社は女性を活用します!」と宣言する内容の記事が、 経済界御用聞き新聞に、 紙面の4分の1も使って、どでかく掲載される。 すばらしいですね。 さすが「経団連企業の広報誌」と呼ばれる日経新聞様です。 ★★★ 加えて、驚いたのはその内容。 記事の“縦見だし”が「女性社員を営業職に」だって。 今時、女性に営業をやらせるくらいで日経新聞が記事にしてくれるなんて、東京海上はさすがすごい会社ですねー。 この会社に生え抜きの女性役員が選ばれた日には、日経新聞は“号外”

    恐るべし 東京海上日動火災保険 - Chikirinの日記
  • 志位委員長との対談メモ - Chikirinの日記

    先日のエントリでも書いたとおり、1月に共産党の志位和夫委員長と対談しました。 (記事はこちらに掲載されています → 前編 + 後編) 「週刊プレイボーイ」の企画で、ちきりんさんと対談しました。日の経済から若者の雇用まで、とても楽しく刺激的な対談でした。近々誌上に掲載されるそうです。 pic.twitter.com/CTFU8jBkOv— 志位和夫 (@shiikazuo) 2015, 1月 13 前回のエントリでは「共産党すごいね」と思えたポイントについて書きましたが、今日は自分向けの備忘録として、対談の中で印象深かったコトをまとめておきます。 1)共産党という名前を変えるかどうか、検討したことはないらしい 対談の中で、党名変更を検討したことはあるのかと質問したところ、答えは「ないですね」でした。 これはけっこう意外でした。ベルリンの壁やソビエト連邦が崩壊して、「さすがにもう共産主義は終

    志位委員長との対談メモ - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2015/02/10
  • 理想の社会なんて信じるのはやめましょう - Chikirinの日記

    今年は東京でオウムのサリンテロが起こってから 20年目です。 既に記憶がないという人も多いでしょうが、地下鉄サリン事件(私は「地下鉄サリンテロ」って呼ぶべきだと考えています)は、 世界を震撼させた先進国・都市型の無差別テロであり、化学兵器テロでした。 東京のど真ん中で起きた大規模テロということで、世界でも大々的に報道されたのです。 私はあの朝いつものように、半分眠ったまま地下鉄に乗っていたのですが、降りようとした霞ヶ関駅で突然「駅に汚物が撒かれたため、停まらず通過します」という車内アナウンスが流れました。 「まじ!? 遅刻するじゃん!? 誰よ? 朝から汚物撒いたの?」などとブツクサ言いながら次の駅で降りたところ、 地上には多くの救急車と消防車が集まっており、その騒然とした雰囲気に一気に目が覚めました。 10分早起きしていたら、私も被害者のひとりだったのかもしれません。 ★★★ 既に忘れてい

    理想の社会なんて信じるのはやめましょう - Chikirinの日記
  • 通勤手当なんて廃止すべき - Chikirinの日記

    首都圏で働く多くの人が、片道でも 1時間、時には 1時間半や 2時間など、全員あわせれば膨大ともいえる時間を通勤に費やしてる。 往復だと 2時間から 4時間にもなるし、混み方も尋常じゃない。 座れないとか人とぶつかるってレベルじゃなくて、「なんで他人とここまで密着しなくちゃいけないわけ?」みたいな状況。 時にはヒールで踏まれたりコートに口紅を付けられたりもするし、顔に他人の汗や髪の毛がついたりもしてマジ気持ち悪い。 妊娠してる人や足が悪い人、閉所パニックなどの持病があれば、身の危険を感じることもあるはず。 このヒドい通勤事情をさらに悪化させてるのが、会社が通勤手当を払うという制度です。 たとえば、 A) 会社から 2駅の A駅近くに住むと家賃は 10万円だが、通勤定期代は月 3千円、通勤時間は 15分 B) その駅から 10駅(合計 12駅)離れた郊外の B駅近くに住むと、家賃は 8万円に

    通勤手当なんて廃止すべき - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2015/01/11
  • 富裕層に富を偏在させよう! - Chikirinの日記

    格差について語る時、「トップ 1%の人が全資産の 30%を持っている」とか「全体の 5%にすぎない富裕層が、アメリカの資産の 50%を保有している」みたいな言い方がされるんだけど、これって何が問題なのかわかりません。(以上の数字はすべて例です) 日でトップ 1%の富裕層と言えば、孫正義社長とか柳井正社長あたりだと思うけど、フォーブスの富裕層ランキングを見る限り他の人も (→ 2014年 フォーブス富裕層ランキング 日人編)、 楽天の三木谷社長とか、イトーヨーカ堂の伊藤雅俊名誉会長、キーエンスや ABCマートの創業者など、軒並み(事実上の創業者と言える中興の祖を含む)起業家ばっかりです。 アメリカだって、マイクロソフトからヤフー、アップル、グーグル、アマゾン、フェースブックまで、超お金持ちなのは創業者ばかりでしょ。 しかもそれは昔も今も変わってない。昔の場合、創業したのは IT 系ではな

    富裕層に富を偏在させよう! - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/12/24
  • 本当に「かわいそう」なのは誰なのか? - Chikirinの日記

    先日の NHK の番組に関するエントリ の補足として、私がこの手の「かわいそうなお年寄りを殊更に強調する番組」がほんとーによくない(=害がある)と考える理由をまとめておきます。 それは、財源を明示しない「かわいそう論」は、常に若い世代への負担押しつけに帰結するからです。 日には既に、ものすごい額の借金があります。 それらを返済させられるのは、今の若者であり、今の子供であり、これから生まれてくる子供達です。 彼らは、今より大幅にアップするであろう消費税、所得税、社会保障費の支払いを通して、それらの借金と利子を負担することになります。 教育や医療を含む行政サービスだって、今の中高年&高齢者が享受したレベルのものは手に入らないでしょう。 借金の使い道が、彼らの未来の役に立つものであるなら、それもアリです。 でも、お金の使い道は「現時点での(かわいそうな)高齢者」なのです。 ほんとーに、それでい

    本当に「かわいそう」なのは誰なのか? - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/10/15
  • 問題ってホント社会をよくするよね - Chikirinの日記

    今から 10年くらいの間、日経済の足を引っ張る可能性がある要因には、どんなモノがあるんだろうと考えてみました。(順不同) ・原発停止によるエネルギーコストの増大&貿易赤字の拡大 ・岩盤規制に負けて構造改革が進まない。既得権益温存 ・限界集落の消滅、地方の衰退 ・財政赤字 (その結果としての国債暴落や円暴落) ・財政難による公共サービス、公共財のクオリティと福祉レベルの低下 ・グローバル企業の課税回避による国の税収低下 ・政治の保守化、世論の右傾化 ・グローバルリーダーが育たない、スティーブ・ジョブズみたいな人がでてこない ・大規模な国際サイバーテロやサイバークラッシュの可能性 ・経済的な格差の増大、貧困層の固定化 ・日の大企業の国際競争力の低下 ・生産人口の減少による人手不足の拡大 ・高齢化による介護負担の増大 ・貧困高齢者の受け入れ場所不足、孤独死の増加や、貧困高齢者集住施設のスラム

    問題ってホント社会をよくするよね - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/08/30
  • 社会から拒否されてホントーによかった - Chikirinの日記

    私はこれまで環境にも偶然にも恵まれて生きてきたけど、中で最も大きな幸運は、大学を卒業した時点で大企業を中心とする日の「社会から拒否され、排除されたこと」だと思う。 私が 22歳で就職活動をした時、日にはまだ男女雇用均等法が無く、女性には(自立してべていくには不可能なほど給与が低い)アシスタントという職業しか選択肢がありませんでした。 それは総合職男性の“お嫁さん候補”として職場に常駐し、コンピューターもない時代の“大量の手間のかかる単純作業”を一手に引き受ける補助職になるという道。 就職活動を始めてすぐ、「女性にはキャリアを積むための訓練や、意味のある仕事をする機会は一切与えられない」のだと知って最初は 「まじかよ!?」 と思ったけど、 今なら私の人生において、あれほど大きな幸運は他になかったと断言できます。 ★★★ 今、世の中が大きく変わりつつあるのに、多くの人が動けないまま不安に

    社会から拒否されてホントーによかった - Chikirinの日記
  • 日本はおこちゃまの国 - Chikirinの日記

    先日まで、小浜島、西表島、石垣島など八重山諸島で 2週間を過ごしました。 ちきりんは海好きで、日では沖縄のあちこち、海外ではタヒチ、モルジブにカリブ海からニューカレドニア、さらには、タンザニア(ザンジバル島)やスリランカやイスラエル(紅海)、そしてセブやバリなどアジアのリゾートも含め、世界中のビーチに行ってます。 そこでたまに沖縄に行くと痛感するのが、日の(沖縄の)過保護振りです。 (モルジブかな) ボートから降りて泳ぐ時、すべての人にライフジャケット着用を求め、どんなに泳ぎが上手くてもボートの周りから少しでも離れると大声で戻れと言われ、水温が十分に高くても(シュノーケルの人にまで)ダイビングスーツを着ろと言う。 体験ダイビングはもちろん、ファンダイビングでさえ、完全に「みんなと一緒」にしか潜らせない。 海のツアーでも、安全のための説明や準備に時間がかかり、4時間のツアーで半分の時間も

    日本はおこちゃまの国 - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/07/06
  • ソフトバンクの株主総会に行ってきた! - Chikirinの日記

    ソフトバンクの株主総会に行ってきました。2時間ちょっとの総会は“孫正義ショー”といった趣で、エンターテイメントとして人気の映画やコンサートと比べても、まったく遜色のないすばらしい時間でした。 場所は、丸の内の東京国際フォーラム。1 , 2 階合わせて 5千席のホールがほぼ満席。ソフトバンクの株主総会って、社外取締役であるファーストリテイリング柳井正社長も壇上に登られ、質問にも答えられるので、一粒で二度美味しいんですよね。 今回、久しぶりに参加しようと思ったのは、先日発表されたロボットの Pepperくん を見たかったから。ぜったい登場すると思ってたら、ちゃんと出てきてくれて嬉しかった! 以下、内容のメモとして、 まずは前期の業績についての報告。 売上高、営業利益、そして純利益のすべてで、ドコモを抜いて業界一位になった。 通話接続率もスマホ接続率も、ドコモを大きく抜いて業界一位になった。 営

    ソフトバンクの株主総会に行ってきた! - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/06/22
  • 仕事と家庭の両立なんて、目指すのやめたらどう? - Chikirinの日記

    この前テレビで、家族を東京に残し、だけが関西に単身赴任をしている共働き家庭(子供はふたり)が取材を受けていました。 子供は 2歳と 5歳くらい。 が勤める会社には育児や介護のため、転勤を数年間、猶予する仕組みがあります。 ですがは「その制度は子供が学校に行き始めた後に使いたい」と考え(お受験の頃?) 今はあえて制度を利用しないと決断。 ちなみに今回の転勤の前、彼女は出産後の時短勤務を選んで内勤の仕事についていましたが、単身赴任を決めたことにより(花形の)営業職に戻れており、キャリアアップの機会も手に入れています。 一方の男性(夫・子供の父親)は、東京で二人の子育てをしながら働いているのですが、「会社には申し訳ないと思うけど、残業はしないという働き方をさせてもらっている」と。もちろん保育所を利用中。 夫曰く、「大変だけれど、が子育てのために仕事をセーブしているのは申し訳なかった。だか

    仕事と家庭の両立なんて、目指すのやめたらどう? - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/06/11
  • バランスなんて、とる必要ないです - Chikirinの日記

    世の中には、やたらとバランスをとりたがる人がいる。 べるものや時間の使い方について、偏ることを嫌い、常にすべてをちょっとずつ盛り込もうとする。得意科目と不得意科目があると、不得意科目の克服に時間をかけ、全科目、バランス良くできるようになろうとする。 でもあたしは、「バランスとるなんてロクなことないよね。そんなもん気にせず、どんどん偏った方がいいよ」って思ってます。 不得意科目なんて切り捨てて、得意なコト、大好きなコトに集中的に人生の時間を振り向けたほうが、よほど豊かだろうと思ってる。 他にもたとえば、 毎日、朝 9時から 6時まで働き、夕方以降と土日は、個人の時間としてきちんと確保する。夏休みと年末はそれぞれ一週間の休暇を取る より、 毎日、夜中まで働き、土日も仕事で潰れることもある。でも、1年に 1ヶ月は休みを取り、海外を回って長期休暇を楽しむ! の方が圧倒的に好きだし、実際にそういう

    バランスなんて、とる必要ないです - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/06/04
  • 考える力の弱い人へ - Chikirinの日記

    考える力には(生まれつき)個人差があります。 他の能力と同じように、つまり、走る力とか、歌う力とか、香りを嗅ぎ分ける力などと同じように、生まれつき、それが得意な人と下手な人がいるんです。 そしてどの力も同じですが、誰でもきちんと方法論を学び、かつ実践練習を重ねれば、ある程度は上達します。 でも、スタートラインは人によって違うし、ポテンシャル(学んで練習すればどこまで伸びるかという可能性)も人によって違います。 つまり、考える力が高い人と低い人が(あらゆる能力について、その能力が高い人と低い人がいるように)いるってことです。 考える力が弱い人がその力を伸ばすには、『 自分のアタマで考えよう 』 に書いたように、「考える方法論を地道に学び、それを何度も実践で使って練習する」のが王道ですが、実はもうひとつ、別のアプローチもあります。 それは、できるだけ他の人と違う経験をする、ってことです。 そう

    考える力の弱い人へ - Chikirinの日記
  • 会社を誰に任せるか 大きな器と大きな器 - Chikirinの日記

    ニコニコ動画でお馴染みのドワンゴと、出版大手の角川 ( KADOKAWA ) が経営統合を発表しました。角川歴彦会長の記者会見の言葉は、わかりやすく言い換えるとこういうことです↓ 「角川グループは、ドワンゴの川上量生氏を後継者として指名します」 社長の名前からもわかるように、KADOKAWA は角川家の同族系企業です。そして同族企業によくある経営権争いにも長らく翻弄されてきました。だからこそ、次の経営者を誰にするのか(誰に任せれば、もう二度とあんな確執を起こさずに済むのか)、ものすごく真剣に考えてこられたのでしょう。 両社は今までも事業上の提携関係にあったので、そこで川上氏の手腕に目をつけた(惚れ込んだ?)角川氏が、「会社はこの男に委ねる」と決断されたのだと思います。 この「次世代経営者の指名方法」は、任天堂で行われたパターンと全く同じです。 任天堂の創業者一家の跡継ぎであり、自らも名経営

    会社を誰に任せるか 大きな器と大きな器 - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/05/19
  • みんなが叩く人は自分も叩いていい、と考える人は怖いです - Chikirinの日記

    リアルな社会でもネット上でも、 子供の世界でも大人の世界でも、 定期的に「めちゃくちゃ叩かれる人」というのが出現します。 てか「選ばれます」というべきかな。 叩く人は、次のふたつに分かれます。 1)誰もその人を批判していなくても、ひとりでも批判をする人 2)みんなが批判しているので、自分も批判(活動に参加)する人 誤解されて批判されてる場合もあれば、ほんとに何か悪い点があって批判されてることもあるでしょうが、「もっとも悪いのは誰か?」ではなく、 「もっとも怖いのは誰か?」 「もっとも関わりあいになりたくないのは誰か?」と言えば、 あたしの答えは明確に「みんなが批判しているので、自分も批判する人」です。 ★★★ 理研の小保方晴子氏の STAP細胞に関する論文に問題があり、いろんな人から批判を浴びています。 この場合、「もっとも悪いのは誰か?」といえば、彼女なのかもしれない。 でも私が「こうい

    みんなが叩く人は自分も叩いていい、と考える人は怖いです - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/05/12
  • 競合という概念の消失(企業も個人も) - Chikirinの日記

    その昔、私がビジネスについて初めて学んだ頃、戦略を考えるには、次の3つについて考えるよう教えられました。 1) 顧客 = 市場 2) 競合 3) 自己側の関係者(自社、パートナー企業、チャネルなど) 3をどう分けるかによってバリエーションはあるのですが、基はこの3つの状況に応じて戦略をたてましょう、みたいな話だったと思います。 ですが、この基(と考えられていた)コンセプトは、大きく変わってしまいました。最大の変化は、競合という概念が消失(=完全に変質)したことです。 やや極論となることを承知でいえば、私はビジネスにおいてはもはや、「競合という概念を独立して考える必要は無くなった」と思っています。 もしくは、「競合は、3の自己側関係者のひとつとなった」と言ってもいいかもしれません。 昨日まで競合だと称されていた会社は、明日には重要な戦略提携パートナーかもしれないし、買収先かもしれません。

    競合という概念の消失(企業も個人も) - Chikirinの日記
    F-name
    F-name 2014/04/04