タグ

ブックマーク / lessor.hatenablog.com (11)

  • 彼らは介護職として定年まで働き抜けるのだろうか - 泣きやむまで 泣くといい

    介護職の賃金 平均より約9万円低い http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140423/k10013963301000.html (介護施設で働く人の賃金について)去年10月の時点で正規職員の賃金の平均は月額で20万7795円と、すべての産業の平均(29万5700円)よりおよそ8万8000円低かったことが分かりました。 また、サービス残業をしていると答えた人が61%に上り、月に10時間以上、サービス残業をしているという人も23%を占めました。 ここでの「介護」は高齢者介護と思われるので、障害福祉とはまたずいぶん状況が違うかもしれないけれど、サービス残業がこんなに少ないの?と思ったのが第一印象。どこに調査票を配布して、どう回収したのだろうとよく読むと、 この調査は労働組合の全労連が全国の介護施設で働く人を対象に調べたもので、6300人余りから回答を得ました。 あ

    彼らは介護職として定年まで働き抜けるのだろうか - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2021/10/28
  • 「介護労働が低賃金」という教科書の問題点 - 泣きやむまで 泣くといい

    教科書の「介護は低賃金重労働」、修正要望−関連6団体が出版社に http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150713-00000004-cbn-soci 福祉現場からすれば、教科書でまでネガティブな情報ばかりを流すのは勘弁してほしい(加えて、このニュースをYahooのトップに載せるのも)。 自分は障害福祉分野だけれど、「低賃金」と言われれば、確かに強く反論できるほどの業界ではないのかもしれない。厚労省による平成25年賃金構造基統計調査によれば、「社会保険、社会福祉、介護」分野(「介護」と「福祉」はやや違うのだが、以下、まとめて福祉職と呼ぶ)の年収は340万円(平均41.2歳)となる。全産業の平均は480万円くらい(平均42.1歳)なので、確かに「組織の規模も分野も問わない平均」と比べれば、低い。 ただ、福祉職はそんなに特別視されるほどの低賃金なのだろうか。

    「介護労働が低賃金」という教科書の問題点 - 泣きやむまで 泣くといい
  • 衆院選マニフェスト比較2014(障害者分野) - 泣きやむまで 泣くといい

    当ブログで選挙時恒例になっている「障害者分野限定」マニフェスト比較。なんとなくやらなければいけない責任を感じて、今回もまとめてみました。もちろん景気だって、安全保障だって障害者とは関連するわけで、「障害」という言葉が使われているところを抜き出した範囲での比較であることをご了承ください。 政党間での比較以上に「過去のマニフェスト」との比較をすると、「いま」障害者が置かれている状況がよく感じられる内容になっていると思います(ついでに言うと、各政党の盛衰も)。なお、過去のマニフェスト比較は以下を参照してください。 参院選2013 衆院選2012 参院選2010 では、解散前の議席数の順番に。少しだけコメントをつけておきます。 自民党 http://jimin.ncss.nifty.com/2014/political_promise/sen_shu47_important.pdf <出産・子育て

    衆院選マニフェスト比較2014(障害者分野) - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2014/11/30
  • 「ちょうどいい責任」だけを背負えない社会で - 泣きやむまで 泣くといい

    自閉症連続体の時代 作者: 立岩真也出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/08/26メディア: 単行この商品を含むブログ (6件) を見る 一読した後に「自分にとってはそれほどインパクトのある内容ではない」と思ったのだが、いくつかのニュースと世間の反応を見て、やはり意義があるなのだと思いなおした。けっこう時間が経ってしまったのでタイムリーとは言えないけれど、書き留めておきたい。 もう数週間前のことになるだろうか。視覚障害をもつ高校生が白杖につまづいた中年男性に蹴られる事件が起きた。世間の反応は「なんてひどいことを」であった。少しして「蹴られる方にも非がある」という声があがりはじめた。すぐにそのような声に対する批判もまた巻き起こった。 そこに、どうやら犯人がわかった、という報道がなされる。知的障害の男性だったと言う。そして、その後の報道はあまりなされなくなったような印象もある

    「ちょうどいい責任」だけを背負えない社会で - 泣きやむまで 泣くといい
  • 差別を生むから「障害」を「症」に、ではない - 泣きやむまで 泣くといい

    「障害」を「症」に 精神疾患の新名称公表(産経新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140528-00000557-san-hlth この記事は、精神神経学会の発表内容をだいぶ略していて、誤解を招く。以下に日語訳の全文と検討経緯の説明がある。 DSM-5病名・用語翻訳ガイドライン https://www.jspn.or.jp/activity/opinion/dsm-5/index.html#maintitle 説明には、こうある。 病名・用語を決める際の連絡会の基方針を以下に列挙する. 1.患者中心の医療が行われる中で,病名・用語はよりわかりやすいもの,患者の 理解と納得が得られやすいものであること, 2.差別意識や不快感を生まない名称であること, 3.国民の病気への認知度を高めやすいものであること, 4.直訳が相応しくない場合には意訳を考え

    差別を生むから「障害」を「症」に、ではない - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2014/05/29
  • 子どもにとって集団ってそんなによいものだろうか。 - 泣きやむまで 泣くといい

    公園で子どもたちと全力の鬼ごっこをする。もちろん仕事で。 もう何年も続けてきているのだが、自分が主に関わっているのは特定の支援が必要な子どもである。年月が経つにつれて、周囲の環境は変わる。特に「お友だち」の顔ぶれは変わっていく。 公園でいっしょに遊んでいる子どもたちの中に「発達の気になる子」は他にもいて、うまくいけばみんなが正しく人との関わり方を学べる場になる反面、下手をすると互いに傷つけたり傷つけられたりするコミュニケーションが加速していく。 低学年のうちは同級生の集団でうまいぐあいにやれていたが、多くの子どもは年齢があがってくると公園では遊ばなくなる。自分の印象では、年齢があがってきたのに公園で遊び続けている子どもの中に「気になる子」は多い。発達の凸凹が見られることもあるし、家庭環境の問題が垣間見えることもある。 「気になる高学年」と「その他たくさんの低学年」が交わるようになってきたの

    子どもにとって集団ってそんなによいものだろうか。 - 泣きやむまで 泣くといい
  • 大氷山の一角 - 泣きやむまで 泣くといい

    車いす少女の中学入学を拒否…奈良・下市町、財政難理由に http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090404-00000525-yom-soci 奈良県下市町の町立小学校を今春卒業した、下半身不随で車いす生活を送る少女(12)が、入学を望んだ町立中学校の設備が不十分として、同町教委から入学を拒否され、養護学校への入学を勧められていたことがわかった。 両親が4日、記者会見し、「小学校の友達と一緒に入学させてやりたい。普通学級の方が子供のリハビリにもいい」と訴えた。 地方公務員の父親(51)や町によると、少女は出生時の脳性まひで下半身や右腕などが不自由。自分で車いすを使って少しなら移動できるが、通っていた同町立阿知賀小では介助員2人が付き添い、特別担任の元で学校生活を送った。 中学入学手続きの前に、医師や教諭らでつくる町教委の諮問機関・就学指導委員会(10人)で

    大氷山の一角 - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2009/04/05
  • 子どもの居場所市場 - 泣きやむまで 泣くといい

    限りなく独占状態に近い形でこの地域の障害児支援を続けてきていたが、新入生は他自治体にある事業所に流れようとしている。 ガイドヘルプだけでは生活を支えきれないから居場所づくりをはじめようと民家を借り、集団が苦手な子でも安心して過ごせるようにと少ない定員設定をして、その代わりに利用者には運営協力金の支払いをお願いして4ヶ月。衝撃的なほどに、利用が伸びない。みんな「子どもを預ってくれる場所がない」と言っていたにもかかわらず。運営協力金の額は、支援費制度の時代なら公務員の家庭がガイドヘルプの利用時に払っていたぐらいの金額(1時間で「ワンコイン強」ぐらい)。上限設定もあったし、児童の家庭から当時「高い」と言われることはなかった。 自立支援法になり、「応益負担けしからん」の大合唱が巻き起こる中で、この地域のガイドヘルプの利用者負担額は1時間で80数円ぐらいになった(加算のない場合)。一時預かり系の支援

    子どもの居場所市場 - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2009/03/14
  • 「発達」をどう捉えるのか - 泣きやむまで 泣くといい

    野崎泰伸さんの「障害の哲学・序論」を読んだ。 http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070401/1175383822 これから、広大な領域に及ぶ研究が展開されるのだろうと思う。序論とはいえ、大変に重要なテーマをたくさん含んでおり、自分のような者が軽率に発言できることは少ない。ただ、発達保障論の話など出てきて、懐かしいと思った。学生のときに、ゼミで一番はじめに発表したのが、養護学校義務化をめぐる、この議論だったので。 以下は、そのあたりを読みながら、ぼんやりと(そうは言ってもけっこう頭を使って)考えたこと。議論を発展させるのに何か役に立ちそうなものを書きたいとは思ったけれど、結局、自分の頭の中を整理しようとしただけのような気もする。自分では批判的に読めた、という印象もないし。この話はとても難しい。主には2「障害の哲学」の諸相の中の(2)「生の肯定」のための思想の確

    「発達」をどう捉えるのか - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2008/11/13
  • 知識格差が招く排除 - 泣きやむまで 泣くといい

    少し前のことになるが、同じ日に職員2名が別々の研修に行ったのである。 ひとつは保育、学童関係者向けの「発達障害ってこういうものです」的研修。もうひとつは最近少し流行りかけのPECS二日間研修。ちなみに前者は無料だが、後者は50000円(いくらなんでも高くないか)。 どちらも大盛況である。前者に行っていたのは自分だが、定員の倍ほど来ていた(もはや「定員」の意味がわからないが)。後者は施設や特別支援学校関係者でにぎわっていたらしい。 しかし、レベルがあまりに違いすぎるのだ。 保育者向けのほうは、ほとんど入門書に書かれているぐらいのことしか話されていない。重点的に話すポイントに工夫はあるが、狭く浅い内容だ。しかし、2時間の講義の末、質疑応答で「いったい2時間の間、何を聞いていたのか」という質問や感想が次々出てくる。講師が頭を抱えながら回答する状況だった(講師は知り合いだったので終了後「(こういう

    知識格差が招く排除 - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2008/02/23
  • 歪まされる研究 - 泣きやむまで 泣くといい

    社会福祉の大学院というところは、多様な立場の者がともに研究をする場である。後輩と言っても、人生においては大先輩であったりする。その後輩もそうだった。現場での経験は長い。現場で重要なポストを担うところまで働いた人だ。豊かな実践経験を手に、研究の世界へと移ってきた。すでに某所で学生に社会福祉を教えていたりもする。 現場で長らく仕事をしてきた方なので、研究の実証的な正しさが現場での有用感に結びつかないことを痛感しており、そうした問題意識を春先には発表で語ってくれていた。これからどう展開させていくのか興味深いと自分は思っていた。 そして、先日、発表があったのである。しかし、そこで出てきた博士論文の構想は、常識の部類に属すると思えることを、厳密な統計手法を用いて明らかにしようとするものだった。自分は率直に批判した。ここから何も新しい知識は生まれない。現場で長く仕事をしてきた人が、この内容を当に明ら

    歪まされる研究 - 泣きやむまで 泣くといい
    F-name
    F-name 2008/01/10
  • 1