日本の住宅の断熱性能が相対的に低いことをご存じだろうか。部位ごとにみれば窓の性能に大きな課題がある。窓の重要性について啓蒙活動を続ける松尾設計室の松尾和也代表は、「『窓』先進国の欧州に比べればもちろん、日本と気候が近い中国や韓国にも劣っている」と話す。松尾代表に、近年の傾向を踏まえて解説してもらう。日本は世界から見て、「ものづくり先進国」「超一流の工業国」というイメージがあると思います。しかし
[ワシントン 15日 ロイター] - 米航空防衛機器大手ロッキード・マーチンは15日、核融合エネルギー装置の開発において技術面の画期的進展(ブレークスルー)があり、10年以内にトラックに搭載可能な小型の核融合炉を実用化できると発表した。 開発チームを率いるトム・マクガイア氏は記者団に対して、これまでの作業を通じて出力が100メガワット(MW)で、現在存在するものより約10倍小さく大型トラックの後部に入れられるほどの核融合炉が製造できるめどが立ったと説明した。
2030年の実用化目指す 東京電力福島第1原発事故の教訓を受け、過酷事故のリスクが低い次世代の原子炉「高温ガス炉」が脚光を浴びている。放射性物質の放出や炉心溶融などが起きないとされ、2030年の実用化を目指して実験が進んでおり、国は研究開発を積極的に推進していく方針だ。(伊藤壽一郎)◇自然に停止 ヘリウムガスを冷却材に使う高温ガス炉は、基本的な仕組みは既存の原発と同じだ。ウラン燃料の核分裂反応で生じた熱でタービンを動かし、電力を生み出す。だが過酷事故の発生リスクは極めて低いという。 茨城県大洗町にある日本原子力研究開発機構の高温ガス炉の試験研究炉「HTTR」。ここで4年前、運転中に炉心冷却装置を停止する実験が行われた。福島第1原発事故と同じ状況だ。原子炉は、いったいどうなったか。 「何も起こらず自然に停止した。何もしなくても安全だった」。同機構原子力水素・熱利用研究センターの国富一彦センタ
By Jaime Pérez 液体空気は圧縮空気とも言われ、車にも利用される新しい動力の一つですが、イギリスのHighview Power Storage社の開発する液体空気の貯蔵システムが新しい蓄電方法として注目されています。 BBC News - Liquid air 'offers energy storage hope' http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-19785689 どういう仕組みかというと、まず電力をあまり必要としない夜間に風力発電によって生み出されたエネルギーを使って大気を取り入れます。次に、空気が冷却の際に凍ってしまわないようCO2と水蒸気を取り除きます。残った空気のほとんどは窒素ですが、それをー190度まで冷やすことで液化が完了。液体空気は電気が必要になるまで巨大な魔法瓶の中で保持され、蒸発時の爆発的な膨張エネ
関連トピックス原子力発電所 京都大は世界最高の2万ボルトを超える電圧に耐える半導体をつくった。電圧を下げる際などにエネルギーの損失を少なくでき、全国の高電圧設備に使うだけで、原発1、2基分の電力節約になるという。ベルギーの国際会議で7日発表する。 材料に用いた炭化ケイ素は、半導体で現在主流のケイ素(シリコン)に比べ、電気抵抗が小さく熱になって失われる無駄が小さい。電圧にも強いが、炭化ケイ素でも1万ボルト程度がこれまでの限界だった。 京都大の木本恒暢教授(半導体工学)らは、炭化ケイ素が理論上は2万ボルト以上に耐えられるのに、端の方で部分的に電圧が高くなるなどの理由で壊れることに着目。高電圧が端に集中しないよう散らすなどの工夫で、2万1700ボルトまで耐えられるようにした。 電圧を下げたり、交流を直流にしたり、東日本と西日本で周波数を変えたりするときに、1割の電力が失われているが、装置
光産業創成大学院大(浜松市西区)は4日、浜松ホトニクスやトヨタ自動車などとの共同研究で、レーザー核融合反応を「爆縮高速点火」による手法で100回連続して起こすことに成功したと発表した。同手法での連続反応は世界初。効率良く大きな熱エネルギーを生み出す手法での達成に、同大学院大の北川米喜教授は「レーザー核融合発電の実現に向けた第一歩を踏み出せた」としている。 レーザー核融合発電は、海水に含まれる重水素と三重水素を混合した燃料にレーザーを照射して核融合燃焼を起こし、そのエネルギーを発電に利用する理論。CO2を排出せず、原子力発電に比べ放射性廃棄物も極めて少ないため、次世代技術として注目されている。 爆縮高速点火は、レーザーで燃料を一度圧縮してから、点火する手法で、共同研究では、レーザーの連続照射装置を開発。燃料の2対の重水素の薄膜を回転させ、2方向から照射することで、核融合反応を毎秒1回のペ
石炭火力発電などと比べて、比較的短時間に低コストで増設できるガスタービン発電が注目を集めている。とはいえガスタービン発電機は電力会社や大口需要家に向けたもの。価格も数千万円である。用途は限られている。 このような常識を覆す装置をIHIが開発した。同社が世界初と主張する「携行型超小型ガスタービン発電機」である。2012年2月16日、自立発電実証に成功した。 開発したガスタービンは直径8cm、長さ12cmであり、1.2kgと軽い(図1)。このサイズで発電機も内蔵する。プロパンガスを供給することで、毎分40万回転(40万rpm)で動作し、400Wの電力を生み出す能力がある。 図1 発電機内蔵ガスタービン 「現時点の効率は5%だが、小型熱交換機を外付けすると15%になった。量産時は20%にまで高めたい」(IHI)。エネルギー密度やパワー密度では、二次電池や燃料電池などを大きく超える潜在能力があると
レアメタル使わない電池開発 10月17日 5時48分 パソコンや携帯電話などに使われるリチウムイオン電池を、価格の変動が大きいレアメタルの一種、コバルトを使わず作り出すことに、大阪大学などの研究グループが成功しました。価格も安く、より軽いリチウムイオン電池作りにつながると期待されています。 新たなリチウムイオン電池の開発に成功したのは、大阪大学の森田靖准教授と大阪市立大学の工位武治特任教授らの研究グループです。パソコンや携帯電話などに使われるリチウムイオン電池を作るには、レアメタルの一種、コバルトが欠かせませんが、コバルトは生産が特定の国に限られ、国際的な価格の変動が大きいことが問題となっています。そこで研究グループでは、石油から作り出した「臭化トリオキソトリアンギュレン」という有機物質に着目し、コバルトの代わりに使ったところ、従来の2倍近い電気を蓄えられるリチウムイオン電池ができたという
たき火で湯を沸かしながら携帯電話を充電できる「発電鍋」を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)とベンチャー企業のTESニューエナジー(大阪府池田市)が共同開発した。 炎と水の温度差を利用して電気を作り、災害時などの非常用電源として、来週にも発売する。 東日本大震災で停電が続き、携帯電話が使えなくなった事態を受け、製品化した。鍋底の外側に熱発電板(6センチ四方)を取りつけ、たき火など500度程度の炎で熱すると、100度までしか上がらない水との温度差で、熱発電板の中を電子が移動して電圧が生じる。これにより発電し、携帯電話などを充電できるようにした。9日、つくば市で行われた実演ではたき火で3〜5時間で充電できた。
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
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