電車内で女子高校生の尻を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の罪に問われた弁護士の男性(38)=千葉県市川市=に、東京地裁は11日、無罪判決(求刑罰金50万円)を言い渡した。 斉藤啓昭裁判長は、電車内で犯人の右手をつかみ、いったん離され、再度つかんでホームに引っ張り出したとする被害者の供述について「記憶が曖昧なところがある」とし、「たまたま後ろにいた男性を犯人と勘違いした可能性を否定できない」と指摘した。 男性は公判で「いきなりホームで女性に腕をつかまれた。私はやっていない」と主張していた。 ◆好評の西日本新聞アプリ。30日分の全紙面と速報ニュース。初月無料でお試し!