来月25日から始まる東京国際映画祭で、新海誠監督のアニメーション作品を一挙上映するイベントが開催される。昨年の「君の名は。」で、邦画の興行収入歴代2位を記録。それだけに注目が集まっているが、「新海監督に限らず、最近のアニメって描写が緻密すぎて脳が疲れるんです。長時間は見られない」(アニメ雑誌編集者)なんて声も。 確かに「君の名は。」の背景描写は「本物より美しい」と話題になった。それで脳が疲れるなんてことはあるのか。 「緻密ということは、視覚的な情報量が多いわけで、脳が処理する情報量が増えれば、疲れるのは当然です。ふだん見慣れた現実の風景は、視覚情報も省略して処理されます。見ているようで見ていなかったりしますが、アニメはどんなに写実的でも現実とは違う。どこか違和感があるせいで、すべての情報を処理しようとする。実写より、緻密なアニメやCGが疲れるのは、そのせいでしょうね」(神経内科医) それな