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ブックマーク / www.enpitu.ne.jp (6)

  • 活字中毒R。

    人生ゲーム 人生は1マス5年で考えよう』(佐藤安太著・マイナビ)より。 【私は、リカちゃんを米国でも発売しようとして、マテル社に話を持ち込んだことがあります。しかし、そこで玩具というのは、それぞれの国の文化に深く根ざしているのだということを思い知らされます。マテル社の重役が並ぶ前で、私はリカちゃんの実物を出して、特徴などを説明しました。 「リカちゃんにはわたるくんやいづみちゃんという友だちの人形もあります」 マテル社の重役たちは、みな怪訝な顔をしています。 「さらに、リカちゃんにはお母さんとお父さんの人形もあります」 リカちゃんママとパパの人形を見せると、重役たちは目を丸くして驚いています。 そして、どなたかが尋ねました。「これは日で売れているのか?」と。「大ヒットです」と答えると、重役全員が腹を抱えて爆笑しだしたのです。「人形にパパとママがいるって? そんな遊びをする子はアメリカには

  • 活字中毒R。「障害を持ってたら、TVアニメのヒロインになる権利もないんですか?」

    『レインツリーの国』(有川浩著・新潮文庫)に収録されている、山弘さんの「解説」より。 【『図書館戦争』は架空の話ではありません。それはげんに今、現実のこの日で起きていることなのです。 現実が『図書館戦争』の世界と違うのは、「禁止語」を取り締まっているのがメディア良化委員会という架空の組織ではなく、マスメディア自身ということです。1970年代、一部の人権団体がちょっとした表現にも過激に抗議してきた時期があり、それに対応するために出版社や放送局が自主規制を開始したのです。今ではほとんどの大手出版社、放送局、新聞社に、自主規制語(禁止語)のリストがあります。作家がそれらの言葉を使うと注意され、書き換えや削除を要求されます。 無論、それが当に差別をなくすのに役立つなら、自主規制もやむをえないでしょう。しかし、現実はまったく逆です。 最大の問題は、自主規制の対象が、文章の内容が差別的かどうかで

  • 活字中毒R。

    『下流志向』(内田樹著・講談社文庫)より。 【答えることのできない問いには答えなくてよいのです。 以前テレビ番組の中で、「どうして人を殺してはいけないのですか?」という問いかけをした中学生がいて、その場にいた評論家たちが絶句したという事件がありました(あまりに流布した話なので、もしかすると「都市伝説」かもしれませんが)。でも、これは「絶句する」というのが正しい対応だったと僕は思います。「そのような問いがありうるとは思ってもいませんでした」と答えるのが「正解」という問いだって世の中にはあるんです。もし、絶句するだけでは当の中学生が納得しないようでしたら、その場でその中学生の首を絞め上げて、「はい、この状況でもう一度今の問いを私と唱和してください」とお願いするという手もあります。 世界には戦争や災害で学ぶ機会そのものを奪われている子どもたちが無数にいます。他のどんなことよりも教育を受ける機会を

    FFF
    FFF 2009/11/21
    小指折る位はいいんじゃないかな
  • 「コンビニで一番万引きをする人って、誰だと思う?」 : 活字中毒R。

    『牛丼一杯の儲けは9円』(坂口孝則著・幻冬舎新書)より。 【以前、あるコンビニの店長と話をしていたときのことです。 「一番万引きをする人って誰だと思う?」と訊かれるので、「学生? いや、サラリーマン? もしかしたら主婦っていうのもありそうですね」という答えをしたところ、「違うよ、バイトの店員だ」と返ってきました。 どうやら、そのコンビニでは最も利益を減らす悪玉となっているのは、アルバイト店員のようなのです。 そこから小売業に携わっている友人の何名かにも同様の質問をしてみました。すると、同じことをいうのです。「最も危ないのは身内だよ」と。 見た目の恐い人が万引きしていて、それを注意できない、くらいであれば微笑ましいのですが、店員自身が万引きしてしまうのだから救いようがありません。 スーパーなどでは、女子高生がレジに立つことがあります。そこで、その彼女の友人がレジに並ぶと、そのまま素通りさせる

  • 活字中毒R。:『もやしもん』の作者の「マンガを読んでマンガを描くな」

    『ダ・ヴィンチ』2008年12月号(メディアファクトリー)の記事「石川雅之インタビュー」より。石川さんは『もやしもん』が大ヒット中の人気マンガ家です。 【「マンガは娯楽」と言いながら、その一方で、作品を描く際には入念な下準備を怠らない石川氏。専門的な知識を必要とする『もやしもん』のため、忙しい合間をぬって海外に取材に行くこともしょっちゅうだ。とにかく厳密な研究と資料集めを怠らず、もはや学者肌とまでいえる執念を持って、真摯な姿勢で作品作りに取り組む。 石川雅之「偉そうな言い方になりますが、『マンガを読んでマンガを描くな』って思うんです。たとえば、魔女っ子モノと呼ばれる作品は多い。でも、当の“魔女”についてちゃんと勉強したの?と思っちゃう内容をいくつか見かけたりして。だから、きちんと調べたほうがいいなって。当の“魔女”を勉強したら、今までのマンガとは違う魔女が描けるのでは、と思っています。

    FFF
    FFF 2008/11/24
    ロリコンとかグロ好きとかどうにもならんものもいるので
  • 活字中毒R。「結末ナシ」の小説は許されるのか?

    『ダ・ヴィンチ』2006年7月号(メディアファクトリー)の京極夏彦さんと高橋葉介さんの対談記事「『幽』怪談文学賞を目指す方へ〜怪談之怪は、こんな怪談を待っている!」より。 【京極夏彦:僕の長編小説なんかは、ネタ的にはどれも4コマですからね。起承転結というか、まず構造ありきではあるわけで、だから僕は怪談が書けないのか(笑)。ただ、「この人一体何を考えて書いてるんだろう。書いた奴がいちばん怖いよ」という作品も、長編怪談の場合はアリなのかな、と思いますけど。 高橋葉介:ああ、そういうのも読みたいですね(笑)。 京極:投稿作品を読んでると、たまにあるんですよ。これ書いた人には会いたくないなあって作品が。 高橋:しかし短編の場合は『猿の手』のように「よくできていること」が重要です。 京極:そうですねえ。一方で、長編の場合は破綻が魅力になることもありますね。以前、筒井康隆先生とお話させていただいていて

    FFF
    FFF 2006/07/01
    「尻切れトンボでも読んでいる最中は面白い作品」圧倒的にコレだなぁ、説得力は劇中だけでいいよ
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