タグ

ブックマーク / www.news-postseven.com (190)

  • 1971年11月23日、幻の「ポルノ解禁」騒動を改めて振り返る

    欧米でポルノ解禁の嵐が吹き荒れていた1970年代初頭。日でもポルノおよびヘアが解禁されるのではないかという噂が囁かれた。しかも1971年11月23日に解禁されると日にちまで特定されていたのだから信憑性もあった。 この時期、日でも以前に比べて、猥褻に関しての取り締まり基準が緩くなってきていたこともあり、解禁の噂を信じて色めき立った映画会社や出版社も多かった。中にはそれまで禁じられていたアメリカのポルノ写真集を輸入しようと手はずを整えていた業者までいたほどである。 結局、これはデマであることがわかり、11月23日は何事もなく終わった。しかしポルノを解禁しないのは欧米に比べて遅れているのではないか、という意見は根強く残った。サブカルチャー誌の雄として知られる『スタジオ・ボイス』(流行通信)が1977年に「陰毛解禁運動」なる連続企画を掲載していたのは正にその象徴だろう。 美輪明宏、フランソワー

    1971年11月23日、幻の「ポルノ解禁」騒動を改めて振り返る
  • カドミウム吸収を抑えた画期的なコメの新品種「あきたこまちR」 福島みずほ議員らの“安全性への疑問”は妥当なのか

    土壌のカドミウムをほとんど吸収しないコメの新品種「あきたこまちR」をご存じだろうか。「あきたこまちR」は品種改良技術により開発されたコメで、品の安全に関する著書が多数ある科学ジャーナリストの松永和紀氏は「日のコメが抱える問題を解決できる画期的な品種です」と評価する。秋田県では2025年からコメの栽培品種を、従来のあきたこまちからあきたこまちRに全量転換する方針だ。 ところが、11月9日、社民党の福島みずほ参院議員がX(旧ツイッター)で〈消費者の権利を守りたい!〉と投稿し、「2025年秋田県全量転換 放射線育種米あきたこまちR 何が問題なのか」と題した報告会の開催を知らせるポスター画像を添えた。ポスターには、あきたこまちRへの全量転換を問題視する記述がある。なぜこうも評価が異なるのか。 そもそも「あきたこまちR」はどんな新品種なのか。農水省や秋田県による資料などを読むと、前述の通り、その

    カドミウム吸収を抑えた画期的なコメの新品種「あきたこまちR」 福島みずほ議員らの“安全性への疑問”は妥当なのか
  • 「AV新法」の皮肉 悪質な業者に出演希望女性がみずから集まってしまう構図に

    2022年06月14日、参院内閣委員会でアダルトビデオ(AV)出演被害を防ぐための法案が可決され、立憲民主党の塩村文夏氏(右)と言葉を交わす自民党の上川陽子幹事長代理(時事通信フォト) 2022年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられた。それに伴い、18歳になれば親の承諾なしに一人で契約をすることができるようになり、投資詐欺の被害とともに懸念されたのが、出演強要被害の広がりだ。それを防ぐ目的もあって短期間で成立したAV出演被害防止・救済法だが、かえって事態をややこしくする現象が起きている。ライターの宮添優氏が、出演者の権利をまもるための義務によってかえって、被害を防ぐどころか地下に潜らせつつある現実についてレポートする。 * * * 2022年6月に施行されたAV出演被害防止・救済法違反、いわゆる「AV新法」違反の疑いによって、初めて摘発者が出たと大手紙、テレビなどが相次いで報じた。

    「AV新法」の皮肉 悪質な業者に出演希望女性がみずから集まってしまう構図に
  • なぜ今また「広瀬香美」が流行するのか 約30年の時と世代を超え、TikTokでバズった背景

    2022年、往年の人気歌手・広瀬香美が各所でバズった。TikTok2022上半期トレンド大賞は、彼女のヒット曲である『ロマンスの神様』で踊ってみた動画だった。昭和生まれの世代が、スキーやスノーボードに勤しんだゲレンデで、誰もがサビを口ずさめるようになるほど聴いた一曲である。リリースは1993年である。あれから約30年、なぜ再び「広瀬香美」が流行しているのか。 広瀬香美人気を受け、先日の『2022FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ系列、12月14日)では、番組序盤で登場。=LOVE(イコールラブ)やDa-iCEら若手世代の歌手と、『真冬の帰り道』『ゲレンデがとけるほど恋したい』など、往年のヒット曲をコラボレーションした。伸びやかな高音の歌声を響かせ、親子ほど年齢の離れた面々に囲まれても存在感を示した。 今の若者がTikTokで彼女に熱狂するように、平成期も広瀬香美は大人気の歌手だった。199

    なぜ今また「広瀬香美」が流行するのか 約30年の時と世代を超え、TikTokでバズった背景
  • 女優・島田陽子さん逝去、大腸がんで闘病中だった 生前には「宇宙葬」も予約

    女優の島田陽子さんが7月25日、都内の病院で亡くなった。69歳だった。島田さんはかねて大腸がんで闘病生活を送っていたが、病気については近しい関係者以外には知らせていなかったという。 今回の逝去に際し、関係者は「ご人はこれからプロデュース側にまわっていきたいと意気込んでいたところでした。世界平和を願うメッセージを伝えるために、亡くなる直前まで、島田さんにとってのヒーローでもあった革命家チェ・ゲバラに関連したドキュメンタリー映画を撮ろうと打ち合わせを重ねてきました。まさに、これからというときだった」と悔やむ。 島田さんは1953年、熊県生まれ。1971年、18歳のころにドラマ『続・氷点』(テレビ朝日系)で女優としてブレイク、その後も映画『犬神家の一族』やドラマ『白い巨塔』などでヒロインを演じるなど多くの名作に関わった。特に、1980年に出演したアメリカテレビドラマ『将軍 SHOGUN』で

    女優・島田陽子さん逝去、大腸がんで闘病中だった 生前には「宇宙葬」も予約
  • ディケイド演じた井上正大「仮面ライダー俳優は絶対に夢を壊しちゃいけない」

    平成仮面ライダー10周年作品として製作された『仮面ライダーディケイド』。この作品で視聴者を驚かせたのが、主人公・門矢士の性格。常にふてぶてしさを漂わせ、ファンからは“くせ者”と呼ばれた。演じた俳優・井上正大が語る。 * * * 僕ら世代で役者を志している8割、9割の人は仮面ライダーの主人公を演じたいと願っていますよ。僕もそのひとりだったので、オーディションを受け、1万人以上の応募者の中から、運よく最終選考に残ることができました。 ただ、なぜ僕が選ばれたのかは今もわからない。別に意気込みを訊かれたわけでもないですし、趣味の話をおもしろおかしくしゃべっていただけで。 たぶん、オーディションに正解ってないんですよ。もしかしたら、他の人が質問を受けている間のちょっとした所作や雰囲気が門矢士の一部に通じたのかもしれないですね。 門矢士は演じていて楽しかったです。今までのライダーシリーズには存在しない

    ディケイド演じた井上正大「仮面ライダー俳優は絶対に夢を壊しちゃいけない」
  • 手指のアルコール消毒はどこまで有効か ウイルス学の権威が問題提起

    「大型ショッピングモールに行くと、入り口やエレベーターホールなどあらゆる場所で手指のアルコール消毒を求められます。直前に別の場所で消毒したばかりでも、店員が『ご協力を』と言うのを無視するわけにもいかず……。1時間ほどの滞在で5~6回は消毒液を手に吹きかけますよ」 都内在住の60代男性はそう嘆息する。 新型コロナの感染拡大で日常生活に定着した対策は多いが、街中のさまざまな場面で目にする“アルコール消毒”は当に有効なのだろうか。 「現在の日社会には、これまで明らかになった新型コロナウイルスの正しい知識や理解を欠く無意味な“対策”が蔓延しています。その代表格が、身の回りにあるもののアルコール消毒です。あらゆる施設の入り口に“関所”のように手指の消毒液が置かれていますが、これらは(対策をきちんとしているのだと見せる)“アリバイづくり”のようなもの。感染コントロールにはほとんど役に立ちません」

    手指のアルコール消毒はどこまで有効か ウイルス学の権威が問題提起
  • 競走馬を美少女化した『ウマ娘』ブーム、引退馬支援への期待

    ゲームアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』が、コアなゲームファン層の間で新たな「覇権ジャンル(もっとも人気を獲得した作品を指すネットスラング)」に君臨した。2月24日の配信開始から、わずか6日で100万ダウンロードを達成し、「App Store」のセールスランキングでもトップを独走。当初の配信予定から約2年間の延期を経て、一時は開発中止の噂もささやかれたものの、これまでの遅れを取り戻すかのような快進撃を続けている。 Cygamesが提供する同ゲームは、オグリキャップやメジロマックイーン、サイレンススズカといった往年の名競走馬の名前を冠する美少女キャラクターを馬の代わりに見立て、プレイヤーと二人三脚でレースに挑む育成シミュレーションゲームだ。キャラクターデザインや、劇中のエピソードは、モチーフとなった競走馬を巧みにアレンジしたもので、競馬好きほどニヤリとできる。 特に人気を集めているキャラク

    競走馬を美少女化した『ウマ娘』ブーム、引退馬支援への期待
  • 『無職転生』巡り中国で大炎上 中国版”ポリコレ棒”が横行する背景

    中国で日の人気アニメ『無職転生 ~異世界行ったら気だす~』が大炎上している。中国の有力インフルエンサ―が同アニメを猛批判したことでアニメの配信サイトに抗議が殺到し、サイトは配信を停止、スポンサー企業も相次ぎ広告出稿を取り止める事態に発展しているという。インフルエンサーの発言一つで、なぜこれほどの騒動へとエスカレートしたのか、中国の経済、社会に詳しいジャーナリストの高口康太さんが解説する。 * * * 日アニメ『無職転生 ~異世界行ったら気だす~』の中国における動画配信が中止された。その背景にあるのは、モンスタークレーマーの存在だ。「愛国愛党」を錦の御旗に、気に入らないコンテンツを踏み潰していく中国版“ポリコレ棒”が猛威を振るっている。 「無職転生」はライトノベルを原作にしたアニメで、今年1月から日で放送され、中国の配信サイト「bilibili動画」でも配信されていた。部屋にひきこ

    『無職転生』巡り中国で大炎上 中国版”ポリコレ棒”が横行する背景
  • 語尾が「…」ばかり「三点リーダー症候群」 相手のせいにするズルさも

    「ですが…」「だよね…」など、文章の末尾に“てんてんてん”をつけるクセのある人はいないだろうか。この「…」は、「三点リーダー」といって、「、」や「。」などの句読点と違い、厳格な使用ルールはない。しかし、自由度が高い記号だからこそ、リモートワーク中の人々を惑わせているという…。 「問題なければ、それでも構いませんが…」 「できれば、そうしてほしいんですけど…」 1年近く経つコロナ禍で、リモートワークもすっかり定着した。都内の企業に勤める大山綾子さん(仮名・41才)は、自宅作業中に気づいた違和感についてこう話す。 「最初は、慣れないビデオ通話での会議が苦痛でした。電話がかかってくることも増えて、正直、面倒だなと思っていました。でも、いちばん厄介なのはLINEやメールだと気づいたんです。『電話よりLINEの方が仕事効率がいい』という実業家もいますが、うちの会社は逆です」 大山さんは、上司から連日

    語尾が「…」ばかり「三点リーダー症候群」 相手のせいにするズルさも
  • 好きなものに囲まれて逝った40代オタク男は「孤独死」だったのか

    高齢者の問題として話題になることが多かった「孤独死」だが、単身世帯(一人暮らし)が全年代で増えているいま、年齢を問わない問題になりつつある。そして2020年7月には、遺品整理や特殊清掃を行う株式会社ToDo-Companyから「オタクの孤独死が急増」と発表されたのを目にして、落ち着かない気持ちになった一人暮らしの人も少なくないだろう。俳人で著作家の日野百草氏が、好きなものに囲まれてこの世を去ったオタクの死について考えた。 * * * 「葉月のやつ、まだブラウン管だったのか、最期まで変わらないな」 限りなく埼玉に近い東京都区部、親御さんの許可をいただき見慣れたアパートの一室に入る。もう20年以上前か、このアパートでネオジオの格闘ゲームに興じたり、古いアニメを見てはああでもない、こうでもないと一晩中語り合ったのは。部屋の中は驚くほど変わっていない。時が戻ったみたいだ。このアパートの住人は、葉月

    好きなものに囲まれて逝った40代オタク男は「孤独死」だったのか
  • 【お知らせ】11月11日配信「防衛大でクラスター発生」記事について

    NEWSポストセブンでは、11月11日に〈【速報】防衛大で大規模クラスター発生か コロナ対応に課題〉と題した記事を配信しました。防衛大学校(神奈川・横須賀市)では、11月7日に学生1人の新型コロナ感染が判明し、同8日にその旨が発表されました。前掲記事では防衛大での感染者が数十人規模にまで増加し、学内で隔離生活を送っているという取材結果を掲載しました。 その後、11月12日に横須賀市は、同7日の抗原検査で陽性だった防衛大の学生が、その後のPCRによる再検査の結果、「陰性」であったことが判明したと発表。患者発生届の取り下げがあったとして当初の患者情報を訂正するとともに、当該学生の濃厚接触者等84人にPCR検査を実施したところ、すべて陰性だったことを発表しました。 学内で約80人の学生らが隔離生活を送っているという事実と防衛大関係者への取材結果をもとに前掲記事を掲載しましたが、横須賀市の発表を受

    【お知らせ】11月11日配信「防衛大でクラスター発生」記事について
  • 藤井聡太「自作PC」の値段にパソコンマニアもびっくり

    秋葉原にある日最大規模のパソコンパーツショップ「ツクモeX.」の店員は驚きを隠さない。 「大学などの研究機関や、動画編集を業務とする企業が使うようなパーツです。一般の家電量販店ではまず取り扱っておらず、ウチのような専門店じゃないと手に入らない。ましてや藤井(聡太、18)さんのように将棋ソフトのために購入した人は見たことがない」 将棋界で快進撃を続ける藤井二冠は棋譜の分析のためのパソコンを自作することで知られているが、9月10日付の中日新聞に掲載されたインタビューで、〈最新のはCPUに「ライゼンスレッドリッパー3990X」を使っています〉と明かした。 CPUはコンピュータの頭脳にあたるパーツだが、藤井二冠が名前を挙げたのは今年2月に発売された最新モデルで、お値段なんと約50万円。通常の家庭用パソコンのCPUであれば価格は2万~3万円程度である。 この高級品が「将棋の分析に最適」と評するのは

    藤井聡太「自作PC」の値段にパソコンマニアもびっくり
  • 東大院教授「早生まれの不利は大人まで続く」研究結果発表

    昔から「早生まれ(1月〜3月生まれ)」は学校生活で損をするといわれてきた。特に幼少期では生まれた月の違いによる成長差は大きく、学年内で“最年長”の4月生まれの子供は相対的に体格がよく、勉強やスポーツに秀で、リーダー的な存在になりやすい一方で、“最年少”の3月生まれは何事にも遅れがちになるといわれる。 こうした差があるのはせいぜい小学校までの間だけで、年齢を重ねると差はなくなると誰しも考えている。しかし、労働経済学を専門とする東京大学大学院経済学研究科の山口慎太郎教授は、7月11日に公表した論文(Month-of-Birth Effects on Skills and Skill Formation)で、生まれ月による差は想像以上に長く続くとする研究結果を発表した。 「早生まれの不利は、高校入試にもあらわれています。3月生まれと4月生まれで入学した高校の偏差値を比べると4.5も違います。大学

    東大院教授「早生まれの不利は大人まで続く」研究結果発表
  • 黒人が「こまりますだ!」 翻訳文に見える日本人の差別意識

    キャラクターや性別、年齢などの類型にあわせてドラマやマンガなどで使用される話し言葉を「役割語」を呼ぶ。翻訳文学にもたびたび役割語が使用されているが、そこに差別意識はないのか。評論家の呉智英氏が、『風と共に去りぬ』で黒人奴隷の話し言葉として使用されている役割語に潜む意識について考察する。 * * * 五月末アメリカで偽札使用容疑の黒人男性が拘束される際、過剰な制圧方法によって死亡した。既に手錠がかけられていたにもかかわらず、警察官によって地面に転がされ頸部を膝で圧迫された結果死んだのである。この黒人男性は窃盗や強盗の前科があるとはいうものの、これが白人男性であればこのように過剰な制圧はされなかっただろう。 日でも最近の事件・事故に関して“上級国民”には警察の扱いが甘いという声が出ている。これが当かどうかはともかく、アメリカでは黒人が“下級国民”として警察に苛酷な扱いを受けている。黒人差別

    黒人が「こまりますだ!」 翻訳文に見える日本人の差別意識
  • 「俺コロナ」と会社内で嘯いて左遷されたある40代男性の告白

    店など人が集まる場所で自分が新型コロナウイルス感染者であるかのように名乗り、逮捕されたり厳重注意を受ける事件が全国で起きている。彼らはなぜ、感染者でもないのに、そう思われるような発言をするのか。ライターの森鷹久氏が「俺コロナ」発言をした埼玉県の40代男性に真意を聞いた。 * * * 「冗談じゃないですよ……お客さんが不快に思い通報したのか警察から電話まで来る始末。地元ネタを扱うネット掲示板にも、うちの店からコロナが出たと嘘ばっかり書かれて…。常連でしたけど、正直、二度ときて欲しくはないですね」 怒気をはらませつつ筆者の取材に答えたのは、千葉県内で居酒屋を営むMさん。日全国で「新型コロナウイルスに感染した」と嘘を振りまき、逮捕されるという事例が相次いでいる。実際に感染していた男性が飲店で「自称」し、その後死亡するという事件も起きただけに、まったく笑えないどころか、風評被害などの実害が

    「俺コロナ」と会社内で嘯いて左遷されたある40代男性の告白
  • 「やめたいのにやめられない」ネット中傷を続ける女性の告白

    人間である限り、妬みや嫉みといった感情と無縁で生きるのは難しいが、それを人にぶつけないように工夫して生きられるのも人間だろう。ところが、SNSでは普通の人が驚くほど簡単に人を罵り、言葉の石を投げつける。仕事人生がいまひとつうまくいかないと屈する団塊ジュニアやポスト団塊ジュニアを「しくじり世代」と名付けた俳人で著作家の日野百草氏が、ネットでの誹謗中傷をやめたいのにやめられない40代女性についてリポートする。 * * * 「私だって当は嫌なんです。でもやめられないんです。あの人のことを考えるだけでもうスマホとにらめっこ、気づいたときにはリプ飛ばしてる、当につらい」 電話口で話す声はとても可愛らしいのに、その内容は実にエグい。チューミンさん(仮名・ハンドルネームとも関係なし・40代)の電話口の告白は、SNS上でもう5年以上バラまいている誹謗中傷がやめられないという内容だ。つまりチューミン

    「やめたいのにやめられない」ネット中傷を続ける女性の告白
  • 官邸の「反政府番組監視」 小川彩佳・和田アキ子・IKKOも対象

    安倍政権が官僚支配と並んで力を入れてきたのがメディア支配だ。誌・週刊ポストが前号で官邸の内閣広報室がテレビ番組を監視していることを示す“機密文書”を報じると大きな反響を呼び、キー局の番組関係者から、「うちの番組は監視対象なのでしょうか」との問い合わせがあった。この監視文書をもとに、官邸は気にわない報道やコメンテーターの発言があると公式ツイッターで反論し、報道に“圧力”をかけてメディア支配に利用していたのだ。 内閣広報室の番組監視は分析チームの職員3人ほどが専従となって、毎日、番組を視聴して出演者の政策に対するコメントなどを書き起こす作業を行なっている。記録文書は東京都内の男性会社員が情報公開請求して入手し、誌が提供を受けた。開示文書は2月1日から3月9日付までの約1か月分だけでA4判922枚に及び、2種類に分類されている。 1つは「報道番組の概要」とのタイトルで、朝は「スッキリ」(日

    官邸の「反政府番組監視」 小川彩佳・和田アキ子・IKKOも対象
  • テラハ問題を理解できない若者たちの闇 「何が問題なの?」

    5月23日、女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が急逝した。花さんは恋愛リアリティ番組『テラスハウス』(フジテレビ系・Netflixでも配信)に出演していたメンバーで、女子プロレスで培ったヒールとしての役割を演じた彼女の姿に、かねてよりネット上では多くの誹謗中傷が飛び交っていた。 27日、フジテレビは同番組の打ち切りを発表。フジテレビと制作会社は「木村花さんがご逝去された事について、あらためてお悔やみ申し上げます。またご遺族の方々にも深く哀悼の意を表します」とのコメントを発表している。 一般人も含めた出演者たちの恋愛模様を赤裸々に描くというコンセプトの「恋愛リアリティショー」には、これまでも出演者のデマ情報の流布やSNSでの執拗なアンチコメントなどが問題視されてきた。 今回の木村さんの訃報に触れ、多くの人たちが誹謗中傷の書き込みに対する非難の声を上げている。しかし、この痛ましい出来事を

    テラハ問題を理解できない若者たちの闇 「何が問題なの?」
  • 安倍昭恵氏 「補償がないと店が潰れる」と小池都知事に怒り

    自粛ムードの最中、芸能人らを集めて花見をしたり、大分県に旅行へ行ったりで顰蹙を買い、ファーストレディーならぬ「ワーストレディー」と揶揄されてしまった安倍昭恵・首相夫人(57才)。 「最近はSNSで知人と連絡を取り合ったり、地元企業のクラウドファンディングを支援するにとどまり、おとなしく外出自粛中です。ただ、そんななかでも黙っていられないのが飲店の経営問題なんだとか」(永田町関係者) 東京・神田にある居酒屋『UZU』の経営者でもある昭恵夫人の怒りの矛先は小池百合子都知事(67才)に。なんでも、飲店への“締めつけ”に怒り心頭というのだ。 小池知事が「首都封鎖」の可能性を示唆する発言をしたのは3月23日のこと。経済対策が整わないうちの突飛な発言に、都民ならずとも驚かされた。その2日後には、「週末・夜間の外出自粛」を要請。続けて「接待を伴う飲店に行くことを当面は自粛してほしい」と、都民に呼び

    安倍昭恵氏 「補償がないと店が潰れる」と小池都知事に怒り