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ブックマーク / note.com/kirik (19)

  • 「巫女コスプレでの出社の事務女性を解雇」で見た地獄と地獄|山本一郎(やまもといちろう)

    騒動も終わったので備忘録的に書くのですが、最近あんまりやらなくなった仕事のひとつに、「ベンチャー界隈企業のお守り(おもり)」というのがあります。相談があっても、積極的にはお請けしなくなりました。 理由は単純で、しょうもない事件でもまだ歴史の若いベンチャー企業の経営者や組織にとっては経験だから、こういう事件こそ顧問やらアドバイザーやらコンサルやらでおカネを頂戴している私のような立場は伴走しないといけないんです。やります。やりますよ。やるんですが… 正直、長くやってると「おい、これ何周めだ」ってのがあるんですよ。プレイボールの瞬間から敗戦処理のマウンドに上がるまで、イメージついちゃうんですよね。私も長らく非モテでしたので、組織内の女性問題は生来のカニアレルギー(甲殻類アレルギー)と並んで苦手なことです。私がそういうコンプラ相談を弁護士差配含め粛々と対応しているように見えるのは、無駄に積み上がっ

    「巫女コスプレでの出社の事務女性を解雇」で見た地獄と地獄|山本一郎(やまもといちろう)
  • ジャニーズ事務所を巡る、ジャニオタ女対反ヲタ女の醜悪な戦い|山本一郎(やまもといちろう)

    事件が騒ぎになる当初は、ジャニーズ事務所のホモレイプ問題といっても人であるジャニー喜多川さんは亡くなっていることだし、BBC報道があっても通り一遍のお詫びと再発防止で済ませられるよう事実関係を認めて仕舞いかと思ってました。 実際、なにぶん人は亡くなっているからこそ、いまのジャニーズ事務所は違います、過去については可能な限り実態調査をし、謝罪すべきところは謝罪し、貴重な青春時代や尊厳を失ってしまった元タレントなどには補償します、で終わったはずなんですよね。 それもこれも、ジャニー喜多川さんのホモレイプを認めたうえで、ですが。 しかし、それはできなかったというのは、今回東山紀之さんの記者会見に合わせて各メディアに電話連絡があったらしき、こういう質問はやめてほしいという要望に詰まっているんだと思うんです。かなり気で、ジャニー喜多川がどうであったかを認めることが、ファンの動揺に繋がる、夢を壊

    ジャニーズ事務所を巡る、ジャニオタ女対反ヲタ女の醜悪な戦い|山本一郎(やまもといちろう)
  • 西村博之的なるものと、政治案件の抜群の相性の悪さ|山本一郎(やまもといちろう)

    WiLLで解説記事を書いたら、今度はひろゆきさんのYoutubeで沖縄の人の喋り方がおかしい的な発言をしたようで、これはこれで地域差別だと物議を醸しております。 元気があってよろしいと思います。 どうせコメントは使われないのは承知の上で、何件か電話取材を受けるにあたって、どうも世間では「ひろゆきさんは(そんなことをいう人ではないのに)変わってしまったのではないか」と思われているようです。私に言わせれば、20年ぐらい前からずっとあんな感じです。最近では文化人に祀り上げられるなどのバブルが発生してちやほやされていますが、2ちゃんねる時代もニコニコ動画末期も「うまくいって、調子に乗って、やりすぎで叩かれて、疑心暗鬼になって、沈んでいく」を繰り返してきた人なので、むしろ人気があるからとひろゆきさんの放言を面白がって起用してきたメディアの側が責任を負うべきタイミングが来るのかなとも思います。 他方で

    西村博之的なるものと、政治案件の抜群の相性の悪さ|山本一郎(やまもといちろう)
  • 角川歴彦さん逮捕さる|山本一郎(やまもといちろう)

    予想より2日ほど遅かったかなという気もしますが、ともあれKADOKAWAの角川歴彦さんが贈賄の件で逮捕されてしまいました。報道だけでなく周辺情報から見ても先に逮捕されたKADOKAWA関係者二人はトップの大物・角川歴彦さんの強い意向を受けて窓口役として汗をかいただけなのは明白であったため、地検特捜部としても角川さんの逮捕でまずはナシをつけたというのが正直なところかなと思います。 気にしていた川上量生さんですが、角川歴彦さんという大物を摘発するにあたって脇役に置かれ(そのそろは代表取締役だったはずなんですが)、どうでもいい感じの扱いになってるのは川上ヲチャーとしては惜しくも思います。 むしろ、来であれば東京オリンピックの誘致活動から1年遅れの開催まで多くの影響力を行使してきた筆頭の森喜朗さんに向けてはどうも諦めている風もあります。見聞きする限りでは、森喜朗さんという人は政治の最前線から退い

    角川歴彦さん逮捕さる|山本一郎(やまもといちろう)
  • 「ミーム戦」とか分かんない人用メモ|山本一郎(やまもといちろう)

    最近プロパガンダの話とは別にミーム戦がどうこうという話を耳にする人が増えたかもしれないし、増えていないかもしれない。 より詳しい人は「デジタルゲリマンダー」について文献を漁ってもらえれば良いと思うが、既存メディアの人たちや政治分析に従事する人たちですらその前段階の概念であるミーム戦について理解していない人たちが多いので、そのうち削除するけど念のために書いておく 「ミーム戦」を知る前に まず情報部門では「アナリスト」と言われる学識ある偉い人と、「エージェント」と言われる正規軍の人たち、そして現地で違法行為も厭わず情報をかき集める「オペレーター」とに分かれる 昔は野球の守備位置に例えられるぐらいそれなりに厳格に資格が分かれていたのだが、最近では現地採用の人が偉くなってエージェント活動を担ったり、湾岸戦争後にクウェートやアフガニスタンに自ら乗り出して現場活動を始めてテロ死したアナリストもいるので

    「ミーム戦」とか分かんない人用メモ|山本一郎(やまもといちろう)
  • 私の記事が、ヤフーニュース個人からすべて削除された件について|山本一郎(やまもといちろう)

    先日、東京新聞が「地方新聞のヤフーニュースへの掲載料がページ単価0.025円」である旨を掲載していました。 一方で、かねて批判のある通り、スポーツ新聞などが垂れ流す、芸能やスポーツ、ネットの話題などの大量のコタツ記事がヤフーニュースに流れ込んでいます。もちろん、ユーザーが求めるニュースを流すことが収益の最大化に繋がるというのは事業者としては痛いほど分かる一方、ユーザーの読みたいニュースを選別して送り続けることが「フィルターバブル」を作り上げ、社会問題に対する認識や態度が似通った人たちがネット上でクラスター化することで、これらクラスター間を繋ぐ人物や記事が弱くなり、結果として社会がネットにより分断されるリスクがあることは指摘されてきました。 ポータルサイトとしてのYahoo!JAPANの成長の軌跡は、まさにこれらユーザーが読みたいニュースでページビューをかき集め、そこに広告を掲載することで収

    私の記事が、ヤフーニュース個人からすべて削除された件について|山本一郎(やまもといちろう)
  • 犬も喰わないオンラインゲーム内の揉め事の話|山本一郎(やまもといちろう)

    いま、私はある国際的オンラインゲームで、ワールド内では中堅(Middle Power)とされる東欧拠地の軍団の外交官(diplomat)をやっています。 これだけだと何の事だか分からないですね。 分からなくていいんですよ。 この年末に、ちょっとしたミスを大手軍団のディフェンダーがやらかしました。それを突こうと敵対軍団が殺到したことで、二週間ほど大戦争になっていました。 ゲームなのに大変だなと思います。 実は私はその半年ほど前にいた軍団の外交官をしており、人数は少ないけど廃課金パイロット中心(wheles)の組織だったため、非常に好戦的な軍団と思われていました。 私がかねがね思うに、好戦的であるからこそ、戦うべき先は慎重に選ぶべきだし、軍団が崩壊してしまうような大きな会戦をやるのは(1)「この陣営なら勝てる」と思える場合かつ、(2)相手から参戦依頼があって、参加するだけで充分なめりっとがあ

    犬も喰わないオンラインゲーム内の揉め事の話|山本一郎(やまもといちろう)
  • 議事録のない会議体は何故できるか(追記あり)|山本一郎(やまもといちろう)

    黒いスーツを着て永田町や溜池山王、霞が関あたりをウロウロしていても誰も何も奇異に思わないのでしょうが、うっかり池袋や新宿副都心に出ると「なんだこいつ」とか「このクソ暑いのに上下スーツかよ馬鹿じゃねーの」という視線を戴くことが多くございます。 ある集団、ある地域では当たり前のことが、一歩外に出ると非常識で変態に見られるというのはままあるわけでして、その代表格が会議体において議事録が非公開であったり、そもそも議事録が作られないということに対して、国民からすれば「会議をやっておきながら、検証不可能なように議事録を残さないというのは無責任だ」という話になるわけであります。 その極北がこういった報道でありまして、一般的な観点からすればまさにその通りであり、何か変な決め事をするときに「誰がそんな変なことを言った馬鹿か」が検証できないのは望ましくないよね、と私ですら思います。 ほんと、馬鹿は死んでほしい

    議事録のない会議体は何故できるか(追記あり)|山本一郎(やまもといちろう)
  • 大阪府知事の吉村洋文さん、うっかり「コロナウイルスにイソジンが効く」とか言ってしまいメルカリがイソジン祭に(追記あり)|山本一郎(やまもといちろう)

    (追記 19:29) 当記事下部に、NHKからの続報とその内容を受けた見解を記述しています。 「なんてことをしてくれたんだ」と思うわけですが(後述)、大阪府知事の吉村洋文さんが「コロナウイルス対策にはポビドンヨードが有効」と記者会見で乏しい根拠でブチ上げてしまい、騒動になっております。 お陰でポビドンヨードを含むうがい薬である「イソジン」シリーズが有効であると誤認した大阪府民ほか国民がイソジンを求め、さらにメルカリなどネット西成地区ではイソジン出品落札祭りが開催されております。 しかもこのイソジンシリーズは第3類医薬品であるため、来転売は違法なのですが(薬機法24条1項)、普通に売買できてしまうあたり、さすがはメルカリだなあと思うわけであります。 で、肝心の「当にイソジンはコロナに効くの?」でありますが、今回の吉村洋文さんの記者会見で述べられた事実関係を精査すると「イソジンなどポビドン

    大阪府知事の吉村洋文さん、うっかり「コロナウイルスにイソジンが効く」とか言ってしまいメルカリがイソジン祭に(追記あり)|山本一郎(やまもといちろう)
  • 伊藤春香(はあちゅう)さんと学ぶ! 発信者情報開示門前払い入門|山本一郎(やまもといちろう)

    みんな大好き、伊藤春香(はあちゅう)さんから大量の発信者情報開示請求が各接続プロバイダさんに流れて行っていることが確認されました。しかしながら、誠に遺憾なことに、私には発信者情報開示請求が届いておりません。何ということでしょう。悲しみに包まれております。 私は全部実名で書いているので掲示板を利用する必要もないだけなんですが、どうも周辺から聞くに「これだけ大量にある侮辱で発信者情報開示請求が通れば、一件ぐらいは山一郎の手によるものに違いない」と思っていたのだそうです。残念でした、私はまったく書いていません。何で私が匿名で掲示板に感想を書く必要があると思っているのかさっぱり分かりませんが、ただ、発信者情報開示請求が着弾をしている人にとってはびっくりですよね。法的措置童貞はいきなりテレサ文書がプロバイダから送られてきたら勃つものも勃たず、思わず伊藤さんに謝罪のメールでも送ってしまいかねないので

    伊藤春香(はあちゅう)さんと学ぶ! 発信者情報開示門前払い入門|山本一郎(やまもといちろう)
  • 山本太郎さん、都知事選出馬強行のお陰で罵声メールが今回もやってくる|山本一郎(やまもといちろう)

    民主主義ですし、山太郎さんやその周辺が「それでいい。出馬しよう」ということであれば、誰も止められませんから、それはそれで掴むチャンスも負うリスクもご自身のものとして頑張っていかれればいいんじゃないかと思うんですよね。 ただ、私としまして困ることがありまして、それは名前が似ているので間違われるということです。それも、困ったことに「山太郎さんが何かやらかしたときに、私(山一郎)のもとに批判や罵声、中傷がたくさん寄せられる」という現象が起きます。不思議と、応援メールの類は一切来ないんですよ。何故なんですかね。 で、さすがに気になるので「誰だよこんなメールを送ってくるのは」と思うじゃないですか。メールアドレスの主を調べたり、折り返し「私は山太郎じゃありませんよ。あなたの罵倒メールは無関係の私に着弾していますよ」という内容のものを送ったこともありました。しかしながら、そこで相手から「すみませ

    山本太郎さん、都知事選出馬強行のお陰で罵声メールが今回もやってくる|山本一郎(やまもといちろう)
  • 公園でジジイに怒鳴られたら怒鳴り返しましょう、それがコミュニケーションです|山本一郎(やまもといちろう)

    拙宅三兄弟は育ちざかりなので、やはり日中ずっとお家にいると積して兄弟げんかを始めて大変なことになります。狭い飼育ケースにカブトムシのオスを複数飼うのと状況はさして変わりありません。 なので「オラ行くぞ」と音頭を取って近所の公園や広場に子どもたちを連れだして周囲と充分距離を取りながらジョギングさせるのが日課です。将来は西浦博さんのように8割おじさんをやりつつマラソンで完走するような人物に育てたいと思っております。 もっとも、私は持病があるため、あまり長い距離を走ることはできません。運動ってね、子どもたちにとっては必須であると同時に、優れたボスであることの証明でもあるのですよ。いつもは面倒くさい親父を家庭内で演出していても、外で走るときは「お前らは20周しろ。ワイは5周だけどな」とやると、途端に子どもたちが「ズルい」となります。お前な、大人には大人の事情というものがあるんだよ。 仕方なく子ど

    公園でジジイに怒鳴られたら怒鳴り返しましょう、それがコミュニケーションです|山本一郎(やまもといちろう)
  • 津田大介と「宇崎ちゃん」と「あいちトリエンナーレ」ダブスタ騒動|山本一郎(やまもといちろう)

    しばらく例の「あいちトリエンナーレ」のことは忘れて楽しい日々を送っていたのですが、帰宅途上に津田大介さんがまた何か言ってるらしくて記事が回ってきて読んでいたら「お前が言うな」という爽やかな気持ちになれました。 ただ、津田大介さんの書いている「表現の自由の範囲内と思うけど累積的な社会的文脈やジェンダー状況からあれ見て(グラデーションはあれど)不快に思う女性がいることは事実」はその通りなんですよね。 だから、津田大介さんは「あれを相互理解目的とした議論にどうつなげるかが重要」と書くのはまあ構わんのです。 しかしながら、津田大介さんが説明不足な部分があったとはいえ、件の「表現の不自由展」は表現の自由の範囲内だけど、累積的な社会的文脈から見て不快に思う日人がいることは事実なわけですよ。だからこそ、暴力的な電凸まで受けて一時展示中止に追い込まれたのであって、なに第三者的な雰囲気で宇崎ちゃん問題を解

    津田大介と「宇崎ちゃん」と「あいちトリエンナーレ」ダブスタ騒動|山本一郎(やまもといちろう)
  • 「謎水事件」日本システム企画のNMRパイプテクターに「効果はない」とする意見書が削除される|山本一郎(やまもといちろう)

    昨日まで見られていたものが無くなっているというのは実に残念なことでありまして、名残惜しい気持ちが人々の心を突き動かし、やがてそれはwebarchivesとなり、人々の手元のPCPDFファイルとなって、いつまでも、いつまでも胸の中で永遠の命が鼓動を刻み続けるのです。 「NMRパイプテクター」の効果についての見解書(Webarchives)では、多くの有志が、複数のURLを、繰り返し、繰り返し、これでもか、これでもかと保存して、その健やかなる生前の姿をいつまでもそこにあるかのように映し出すのでありました。 そして、私たちは愛を込めてこのpng画像を――世代を超えて語り継ぐために、子供の世代に、未来の時代に向け、橋に「このはし、渡るべからず」と看板を立てるかの如く戒めの気持ちを込めて保存するのです。 だってみんな、愛しているんでしょう。この、NMRパイプテクターを。技術者倫理教育研究会の皆さん

    「謎水事件」日本システム企画のNMRパイプテクターに「効果はない」とする意見書が削除される|山本一郎(やまもといちろう)
  • 韓国ネタは膝から崩れ落ちる系が多い|山本一郎(やまもといちろう)

    で、「GSOMIA破棄」が今後起きるであろうアメリカや日からの「説得」を無視する形で韓国が強行した場合、次に危機に晒されるのは「日韓FTA」です。まあ、これ以上関係が悪化したら、当然のように「やめようぜ」ってなる。8割9割の確率で。 そして、ゆくゆくは日韓間の「ビザ免除の廃止」が起きる。ここまで来たら、当に日韓断交に近くなるので、双方の外交担当者が気になって関係悪化回避に動くと思いますけれども、東アジアの安全保障を集団的に行っていこうという発想とは逆に、もはや日アメリカ韓国の分断が進んでしまうということでもあります。 一番問題なのは「そうであっても、日は別に困らない」ということです。そんなに困りません。いま日系銀行が猛烈に韓国企業に与信をかけているので、実質的にスワップ状態で、外貨準備が枯渇しても日企業が取っぱぐれる心配はあまりないのは、前回noteで書いた通りです。 あり

    韓国ネタは膝から崩れ落ちる系が多い|山本一郎(やまもといちろう)
  • 韓国との訣別から押される背中で向かう先|山本一郎(やまもといちろう)

    私は韓国が嫌いだし、日韓関係・米韓関係はまったく専門外なので、なるだけ触らないようにしてきたんですよ。韓国企業と取引があったり、好きな韓国人たちがいても、韓国政府や韓国の情緒的なあれこれは嫌いです。 別に好き嫌いの話だからヘイトスピーチではないので、誤解なきようにお願いしたいんですが。で、こんな話が。 好きな韓国人はいるし、韓国企業とのお付き合いもあるから何ですが、こういうメンタリティは付き合い切れないなと思います。 多方、日人はある程度我慢する、我慢しているあいだは感情に出さない、平穏のように見える、でもある限界点がやってくると、突然激ギレして見境なくぶん殴る。そして、地位の低い日人ほど激ギレする閾値は低く、まともな人もしばらくは我慢して穏便にやってるんだけど、エリートの日人であろうともある一線を超えてナメて来たら絶対殺すモードに入るわけです。 今回は、いままでまあまあ穏便に、韓国

    韓国との訣別から押される背中で向かう先|山本一郎(やまもといちろう)
  • 香港が大変すぎて、見ていて悲しい|山本一郎(やまもといちろう)

    チベットや新疆ウイグル自治区の問題は、あまりにも酷すぎて憤りを感じるけれども、香港や台湾の問題は「いよいよこれは大変なことになったぞ」と思うわけです。 天安門事件のような武力侵攻が起きるようなリスクはいまのところ香港にはない、と信じたいけれども、さほど親しくは無かった香港人から悲鳴のような近況連絡を聞き、また、デモに参加した帰りに地下鉄(?)で見知らぬ人から殴られて怪我をしたけど、怪我で黙ったり我慢したりすることなく別の日も包帯巻いてデモに参加をしているのを見ると、当の意味での「抑圧」とは何なのか、また、経済力が武器であった香港がその経済的安定をなかば捨ててまで守らなければならないものがあると立ち上がっているのを見るに、想像以上に大変なことになったぞと思うわけであります。 在韓米軍の撤退について、特に巷で言われているトランプ政権の同盟軽視の姿勢が東アジアの安全保障を流動化させている、とい

    香港が大変すぎて、見ていて悲しい|山本一郎(やまもといちろう)
  • 「記事をちゃんと読まないで批評する津田大介」VS「意図通り読んでくれないとクレームを入れる石戸諭」のホコタテの争い|山本一郎(やまもといちろう)

    素敵だなと思ったんです。 https://digital.asahi.com/articles/DA3S14071676.html そして朝日新聞はこう。 編集部は、津田さんの表現は百田氏の政治的・思想的な立ち位置という観点から石戸さんの論じ方に疑問を呈した論評であり、訂正は必要ないと考えます。(宮茂頼) いったい何を言っているんだ宮茂頼。 で、津田大介さんに朝日新聞で意味不明のDISりを受けた石戸諭さんが、ニューズウィークのサイトで怒りの全文公開。 津田大介さんのフォローをするならば、まあフォローのしようもないのですが、石戸さんの渾身の記事を斜め読みして朝日新聞で難癖をつけたお陰で、石戸さんの百田尚樹評が多くの人の目に留まるようになり、結果としてグッドジョブだ津田大介という流れになったことでしょうか。 で、石戸さんの記事は何度読んでも首肯する部分が大きいのですが、個人的には石戸さんの

    「記事をちゃんと読まないで批評する津田大介」VS「意図通り読んでくれないとクレームを入れる石戸諭」のホコタテの争い|山本一郎(やまもといちろう)
  • 統計不信ねえ|山本一郎(やまもといちろう)

    子どもと事に行くまでの間、うたたねして長い夢を観ました。 「師匠! 師匠! 起きてくださいよ」 「んー。なんだ、うるさいぞ。こんな昼間に」 「昼だから起きてろって言ってんだろジジイ」 「馬鹿野郎。年寄りは大切にしろ。で、用件は何だ」 「この記事をご覧ください」 「えー、どれどれ。『あなたも充実のパパ活を。スマホで無料登録』ほうほう」 「それは広告。読んでほしい記事はその上」 「んー。『高まる統計不信』? 相次ぐ統計不祥事… なにこれ」 「どうも師匠のところにも文句が来るらしいですよ」 「何でだよ。ワイかて言われた通り調べた結果を出力して納品しとるだけじゃん」 「いや、その、師匠の出した資料がおかしいんじゃないかって言われとるようです」 「は? 寝言はお休み中に言えよ。あいつらが調べたいってことを質問票に仕込んでばら撒いてるだけじゃん。真面目にやっとるだけやぞ」 「その真面目にやった結果が

    統計不信ねえ|山本一郎(やまもといちろう)
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