サイコロを振って1が出る確率は1/6。これは実験をやって結果を集積すれば1/6の近似値が出る。回数を重ねれば1/6に近づくように見える。よって1/6になるだろうと予想する事が可能になる。 - これは単純な場合。もっと複雑で1億回に1回位で現れる現象があったとする。でも確信が持てず実験の途中で2億回に1回の頻度があった。このテストを含めなければほぼ1億回に1回の法則が当てはまるというのに、何てこった! 悪魔の誘惑が忍び込むチャンスです。今回のケースはエラーがあったに違いない。実験環境に予期せぬ要因が忍び込んだに違いない。その思いは確信に変わる。その実験データ破棄して1億回に1回という方程式をこしらえて論文を発表する。 それは学会に認められ一躍脚光を浴びる。もう言い出せない、テスト結果を一部破棄したなんて。信じるしかない1億回に1回が正しいんだと。 - この場合ももっと実験を重ねれば自ずと答え