12年間にわたる観測で、死を迎えた星とかつてその星の周りにあった小天体との相互作用が初めて詳しく解明された。太陽系も遠い未来にはこのような運命をたどるのかもしれない。 【2015年11月17日 Royal Astronomical Society】 質量が太陽の8倍以上の重い恒星は超新星爆発を起こして一生を終えるが、それよりも質量の小さい恒星は違う運命をたどる。太陽の1~8倍程度の質量しかない軽い恒星は、燃料を使い果たして燃え尽きると膨らんで赤色巨星となる。外層は宇宙空間へと放出され、あとには高温高密度の白色矮星が残る。 こうした過程において、周りに存在する惑星や小惑星などはどうなるのだろうか。そして、一体何が残されるのだろうか。その疑問に答えを出す一助となる最新の研究成果が発表された。 英・ウォーリック大学のChristopher Manserさんたちの研究チームは、ヨーロッパ南天天文台
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