http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20071226/1198618893 >それは、文盲のひとが超人的な努力で「字が読める」かのようにふるまうのと似ています。 ああ! と腑に落ちた。 唐沢俊一という男のいかがわしさは、ルース・レンデルの「ロウフィールド館の惨劇」という小説の主人公の不気味さと似ているのである。 この本は、ミステリであるにもかかわらず、いきなり書き出しでこんな風に犯人と動機を割っていることで有名だ。 ユーニス・パーチマンがカヴァディール一家を殺したのは、読み書きができなかったためである。 主人公ユーニスは中年過ぎた家政婦さんで、金持ちのカヴァデイール家に雇われるが、文盲であることを隠していた。 そして彼女は、必死の努力と知恵で、文字が読めるように振舞うのだ。 「そこまで苦労するなら読