<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年07月17日 (木)時論公論 「観光客射殺事件と南北関係の行方」 (金子キャスター)北朝鮮の景勝地、クムガン山(金剛山)で韓国人観光客が北朝鮮兵士に射殺された事件。 韓国側に反発が広がる一方、北朝鮮は、事件の責任は韓国側にあると主張し、強硬姿勢を崩していません。 南北関係は、どうなるのか。林純一解説委員です。 (林解説委員) 今回の事件、イ・ミョンバク大統領が北朝鮮に対する強硬路線の見直しを 進めようとしていた、その最中の出来事でした。今年2月の就任以来、こう着状態にある南北関係を打開するチャンスがさらに遠のいたと言えるかもしれません。 これに追い討ちを掛けるように、日本との間に竹島の領有権問題が再び持ち上がり、未来志向で進むはずだった日本との関係にも、暗雲が立ち込めています。イ・ミョンバク大統領は、この難しい局面をどう乗り切