捕鯨文化維持のため鯨肉料理をPR 霞が関で鯨肉料理ブームが来るかもしれない? 9月2日に自民党本部で開催された党捕鯨議員連盟の総会で、二階俊博衆院予算委員長が吠えた。農林水産省内の食堂で鯨料理がメニューとなっていることを例に挙げ、「鯨を食べる文化がすたれている。自民党(本部)にも食堂があるのだから、ここで鯨肉の料理を出せるようにして、鯨のPRをしろ」と求めたのだ。 驚いたのは会の終了直後、すぐさま党本部の食堂のコックを呼び出し、「すぐにでも鯨料理を出してほしい。出せないようなら業者を替える」とまで迫った。 党の重鎮の発言ということもあり、会場内は異様な緊張感に包まれる。さらに、出席していた外務省の斎木尚子経済局長を呼び止め、「まずは外務省の食堂で鯨肉を提供してくれ」と注文をつけた。急な注文に斎木経済局長も「業者に相談してみます……」と苦笑いするのが精いっぱいだった。 「捕鯨を守るために、具