今年夏に発生したミズーリ州の黒人青年射殺事件、ニューヨーク市のスタテン島での黒人男性死亡事件については、いずれも関与した白人警官が不起訴となる中で、黒人と白人のリベラル派による抗議活動が続いていました。 そんな中、運動に大きくブレーキをかけるような事件が発生し、ニューヨークは大きく揺れています。市内のブルックリン地区で、12月20日の土曜日に黒人の男が明確な殺意を持ってNYPD(ニューヨーク市警)の警察官2名を襲撃して射殺するという衝撃的な事件が起きたのです。 実行犯のイズマイル・ブリンズリーという28歳の男性は、事件の直後に拳銃自殺を遂げています。この男は、ブルックリン出身で、オハイオ州やジョージア州を転々とする中で数々の犯罪行為(拳銃の違法入手や傷害など)で過去に19回逮捕されており、自殺未遂も起こしているなど、問題行動の多い人物であったようです。 問題は、このブリンズリーがSNSの「