イーロン・マスクが率いるテスラは、6月にロボタクシー(自動運転タクシー)のサービスをオースティンで開始する予定で、最大20台の自動運転の「モデルY」をテキサス州オースティンで走らせようとしている。彼は、この計画の成功にテスラの将来を賭けており、同社の電気自動車(EV)の売上が低迷する中で起死回生を図ろうとしている。 だが、ここには大きな問題がある。テスラは、自社のロボタクシーが安全に運行できるという証拠をまだ提示しておらず、これまでの「オートパイロット」や「フルセルフドライビング(FSD)」のソフトウェアが引き起こした死亡事故や、同社のテクノロジーが安価なカメラに頼り続けていることなどを考えれば、オースティンでの試みは大失敗となる可能性がある。 「間違いなく失敗に終わる」と、以前からテスラに批判的なソフトウェア開発者のダン・オダウドはフォーブスに語った。自動運転機能をオンにしたテスラの車両
