1月19日、スーパーバンタム級の4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が、全米ボクシング記者協会(BWAA)が選定する「2023年の年間最優秀選手(シュガー・レイ・ロビンソン賞)」に選出された。井上は昨年度の主要な賞をほぼ総なめにしたが、BWAAから受け取ったこの賞は、その中でも最高の栄誉と言えよう。 全米ボクシング記者協会の「年間最優秀選手」に選出された井上尚弥 Photo by 北川直樹この記事に関連する写真を見る 『リングマガジン』が選定するパウンド・フォー・パウンドランキングでこそテレンス・クロフォード(アメリカ)に次ぐ2位のままだが、2023年は日本の"モンスター"が世界最高級のボクサーだったことを、あらためて印象づけることになった。 この栄誉に際し、BWAAのジョセフ・サントリキート会長に言葉を求めた。サントリキート氏は井上の功績を絶賛するとともに、今年6月、ニューヨークで開催予定の