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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/joyce (5)

  • 「友人を失う」という悪癖が首相辞任ジョンソンの本質

    <近しい同僚たちがこぞって反旗を翻し、辞任に追い込まれたジョンソン英首相。エネルギッシュで一見、人を引き付ける力にあふれているようだが、親しくなるほどに人が離れていく傾向がある> 若者にも伝えたい僕の人生最大の教訓の1つは、長年の友人に恵まれていなそうな人は警戒すべき、というものだ。僕自身は19歳頃にこれを悟った。実のところ僕は、疑いの目を向け始めたある身近な人物について他の友人と話し合ううちに、だんだんとこの洞察を導き出していった。 なぜ彼は高校時代からの友達が1人もいないのだろうと、僕と友人はいぶかしんだ。なぜ彼は半年前に知り合ったばかりの人々を「親友」と吹聴するのか。なぜ彼が「いい友達」と話す人々は彼の周囲からすぐに離れていくのか。 人々が時とともに彼の質を見抜くか、あるいは彼が長年の友情を大事にしないのか、またはその両方なのだろうと、僕たちは結論付けた。いずれにしろ、僕たちはこれ

    「友人を失う」という悪癖が首相辞任ジョンソンの本質
    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2022/07/22
    とても面白かった。“若者にも伝えたい僕の人生最大の教訓の1つは、長年の友人に恵まれていなそうな人は警戒すべき、というものだ。”
  • 極右の初議席獲得を支えた地方住民の怒り

    ほとんどのイギリス人がそうであるように、僕も年に1〜2回ほどは海辺に遊びに行く。 そんな僕の「地元」ビーチ、(故郷エセックス州にある)クラクトンが今、偶然にもイギリス政界を揺るがす大激震地になっている。 以前に僕は、イギリスの海岸地帯が衰退していて、イギリス最貧地域のいくつかは海沿いの町にある、とブログに書いた。クラクトンは失業率も福祉依存も比較的高く、暴力犯罪も多い(刃物による事件が多いことで有名だ)。 その意味で、こうした海沿いの町の不満を抱える有権者たちの間から、政治を激変させるような急進的動きが持ち上がるのは不思議なことではない。だけどクラクトンの出来事に関して言えば、「怒れる少数派の不平不満だ」と簡単に片づけてしまうことはできなそうだ。 どういうことか説明しよう。クラクトンの選挙区には、保守党の国会議員が1人いた。でも今年、彼は議員辞職してイギリス独立党(UKIP)に鞍替えするこ

    極右の初議席獲得を支えた地方住民の怒り
    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2014/11/05
    UKIPという政党を初めて知った。どこもかしこも。
  • 歩行者をいら立たせないロンドンの街

    こんなことはいつもならまずあり得ないが、この間、僕は思わず東京を悪く言ってしまった。 イギリスに帰ってからしょっちゅう聞かれるのは、日で暮らすのは「どんな感じ?」ということ。簡潔に答えるのはほぼ不可能だから、かなり困る質問だ。表の面と裏の顔、良いところと悪いところをすべて説明するなんて到底できないことは分かっているので、僕はいつも1つ良いところを挙げることにしている。 「東京の人たちはとにかくいい感じなんだ」「けんかになることはまずない」「べ物が最高」あるいは、ただ簡単に「日当に恋しいよ」と言うこともある。こういうふうに言えば、日に好印象を持ってもらえる。もっとも、日の別の側面を挙げれば、悪い印象を抱かれるかもしれない(「夏は当にジメジメして不快」「アパートはびっくりするほど狭い」「緑地がとても少ない」)。 実際に日に行ったことがある人は少ないから、彼らの頭の中には話を判

    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2012/09/17
    東京が車中心だったとしたら、公共交通機関がほぼ絶滅しているおれのところは車独裁町だ。「東京が「車中心」の都市だということだ」
  • サッカーに見るイギリス人の病

    数週間前、イングランドのサッカーの試合で悲劇が起きた。ファブリス・ムアンバという名の若い選手が心臓発作で倒れ、瀕死の状態に。命は取り留めたが、完全に回復するまでには長い道のりを要する体になってしまった。 この事件は、試合を見ていた何万もの観客の目前で起こった(テレビ中継もされていた)。観客は礼儀正しく沈黙を守り、深刻な状況のために試合が中止になったことを静かに受け入れた。その後の数日間、インターネット上にはムアンバを応援するメッセージがあふれた。ムアンバが所属するボルトンFCのグラウンドの一角は聖地と化し、あらゆるチームのファンから花やメッセージ入りユニフォームが手向けられた。 普通に見れば、これは感動的な出来事だった。この劇的な数日間は、メディアで盛んに叫ばれた2つの言葉を使えば、いわば「サッカーの共同体」が「一つになった」瞬間だった、ということになる。 僕は長年のサッカーファンで、試合

    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2012/05/10
    おもしろい。群集心理かなあ。
  • 盗聴よりひどい英大衆紙の実態

    先週、メディア王ルパート・マードックの保有する英メディア大手ニューズ・インターナショナルが、傘下のニューズ・オブ・ザ・ワールドを廃刊すると発表し、大きな衝撃が走った。ニューズ・オブ・ザ・ワールドは168年の歴史をもつ老舗の大衆紙で、これまでも安定した利益を挙げていた。 ところが同紙は、盗聴疑惑によって非難の嵐にさらされるようになった。同紙はこれまで、殺人事件やイラクやアフガニスタンで亡くなった兵士、2005年のロンドン同時多発テロの犠牲者など、事件の被害者の身内の携帯電話から、留守番電話のメッセージを盗聴したとされている(政治家や有名人の留守番電話も盗聴していた)。 読者と広告主からボイコットされて経営が立ち行かなくなることは目に見えている。同社は人々の激しい怒りを封じ込めるために廃刊を決断したようだ。 彼らのやったことには嫌悪感を覚えたが、正直言って驚きはしなかった。イギリスの新聞、とり

    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2011/07/14
    想像を超えるひどさ。
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