「Cybersecurity News」は2024年9月5日(現地時間)、セキュリティ研究者によって「Linuxカーネル」に存在する深刻な脆弱(ぜいじゃく)性について、技術的な詳細およびPoC(概念実証)エクスプロイトコードが公開されたことを伝えた。 この脆弱性が悪用された場合、管理者権限を持たない攻撃者によって権限昇格されてしまう可能性がある。 Linuxカーネルに権限昇格を可能にする脆弱性 直ちに修正を この脆弱性は「CVE-2024-26581」として特定されており、共通脆弱性評価システム(CVSS) v3.1のスコア値は7.8で深刻度「重要」(High)と評価されている。Linuxカーネルのパケットフィルタリングツール「nftables」内のセット管理を実施する「nft_set_rbtree」関数に存在する欠陥であることが判明している。 この脆弱性の根本的な原因は「nft_rbtr