■文字・印刷・デザイン関連イベント
書籍組版を主にしているので、InDesign上で印刷標準字形(nlck)が使えればそれに越したことはないのだが、前にも書いた通り、問題は山積みしている。 で、普段は、その問題点をある程度クリアできるものとして、各ベンダーの仕様がほぼ共通しているであろうエキスパート字形(expt)を流用している*1。Stdの文字セットでも使用可能なのがありがたい。 OCF時代にはBiblosなどの外字フォントに頼らざるを得なかった文字にエキスパート字形を適用するだけで自動的に置換できるのは頼もしい。ただいくつか問題はあるので、印刷標準字形を呼び出すnlckとの違いを検証して書き留めておこうと思う*2。 (以下、赤字部分080406追記) 印刷標準字形では表外漢字字体表に掲載されていない表外字は「いわゆる康煕字典体」にはならない。これは表外漢字字体表に字体を合わせるべく例示字形を変更した04JISも同じ。83
Windows Vistaにおける字形の変更が話題となっているが、これをInDesign CS2などが提供しているグリフ置換機能と結びつけた論点はまだ出ていない気がするので、軽くメモ。 Windows(Unicode)は、しんにょうの点の数を区別しない体系である。だからこそWindows Vistaでは「辻」の字体を一点しんにょうから二点しんにょうへと変更することが可能だったと言えるだろう。 一方、Adobe-Japan1-xは、しんにょうの点の数を区別する体系であり、一点しんにょうの「辻」は、常に一点しんにょうである必要がある。 Adobe-Japan1-xではグリフはユニークな番号(CID)が振られている。しかし、たとえばInDesign CS2の場合、グリフの識別には基本的にはUnicodeの符号値が用いられ、それでは表現できないグリフに関してのみ別の表現方法が用いられる。つまり、I
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く