_ 献立 Paul Bocuse の味噌カツサンド、ゴーダチーズパン/田舎亭の巻繊蕎麦/フェトチーネ・カルボナーラ _ 「そこに文字があるから」ではないのです 私は自他共に認める「文字ふぇち」ですが、今日はなぜ私が「文字」作りに打ち込むのかお話しします。 現在では、書体の著作権は十分に保護されているとは言えません。剽窃といっても言い過ぎでないくらいそっくりな書体が平気で出回っていたりしますが、書体を一つの著作物として認めない人たちの言い分は何でしょうか。 一つは、そもそも文字には創作の余地がないという意見です。もう一つは、文字は公共的なものなので特定の人に権利を認めるわけにはいかないという意見です。しかしそれはどちらも極めて短絡的な意見だと言えるでしょう。私たちは、「一」と横にのびた線を見て、それが「いち」を意味する字だと知っています。しかしその横にのびた線一つをとっても、それがどのような