中華圏の旧正月「春節」にあたる8日を迎え、大型連休を利用して中国や台湾などから観光客が続々と日本を訪れている。中部国際空港(愛知県常滑市)の中国路線拡大で、東海地方でも訪日ラッシュが本格化、商業施設は「爆買い」への期待を膨らませ、「春節商戦」が熱気を帯びている。 ■「日本の商品は安心」 8日夜、名古屋市中区錦のドラッグストア「アマノ栄町ビル店」には、中国人観光客らが次々と訪れた。台湾の台北市から家族4人で来日した陳可芳さん(48)は、化粧品や医薬品などを大量に購入し、「日本の商品は安心で、店のサービスも良い」と笑顔を見せた。 同店は、家電なども扱い、中国語で商品説明を表記する訪日客向けの店を併設、中国語が話せる従業員も常駐する。太田克海店長(42)は「多くの中国人に、思い出とともに日本の商品を持って帰ってほしい」と話す。 三重県鳥羽市のミキモト真珠島では、6日頃から連日200人を超す中国人
中国経済の急減速が、ついに日本経済にも影響を及ぼし始めた。春節に起こる「異変」を、東京・北京発で二元レポートする。 習近平政権が突然の制度変更 1月27日、東京・銀座の「三越銀座店」8階に、売り場面積約3300m2という巨大な免税店『Japan Duty Free GINZA』がオープンした。 三越が改装工事を急いだのは、一にも二にも、2月8日の春節(旧正月)に間に合わせるためだった。春節の大型連休中に、中国から押し寄せる「爆買いツアー」を当て込んでいるのである。三越伊勢丹ホールディングスの広報担当者が語る。 「中国人旅行者の買い物客が多い銀座店と新宿店では、外国人売り上げ比率がそれぞれ2割強、約1割と伸びています。一昨年10月に、日本で化粧品が免税対象品になったことも大きく、銀座店では売り上げが3・3倍に伸びました。春節の中国人旅行者のリピーターには大いに期待しています」 3月には、銀座
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く