中国海南省の文昌衛星発射センターから打ち上げられた「長征5号遥2」。Imaginechina提供(2017年7月2日撮影)。(c)Imaginechina 【7月3日 AFP】中国は2日、南部の海南(Hainan)省の発射場で行った新世代の運搬ロケット「長征5号遥2(Long March-5 Y2)」の打ち上げに失敗したと発表した。中国が進める野心的な宇宙開発にとって誤算となった形だ。 長征5号で2基目となる遥2は、海南省にある中国文昌衛星発射センター(China Wenchang Space Center)から2日午後7時23分(日本時間同日午後8時23分)に発射された。しかし、国営の新華社(Xinhua)通信によると「飛行中に異常が検知された」という。 最大25トンまで搭載可能な遥2には、7.5トンの通信衛星「実践18号(Shijian-18)」が搭載されていた。この通信衛星は対地同期