記憶力が低下したり、判断力が衰えたり、興味や喜びを感じなくなったり…と、老人性うつは認知症と間違われることも多いそうです。 ◆記憶力の低下にはレシチンが有効 老人性うつは記憶力の低下や判断力の低下といった認知症と似た症状が現れますが、60代、70代になって発症するため、認知症と間違われることもあります。認知症でなく、老人性うつだった場合、宮島さんは記憶力を回復させる効能がある「レシチン」の摂取をすすめています。 「レシチンとは、大豆、卵黄、小魚、レバー、うなぎなどに多く含まれる成分で、大豆に含まれるレシチンが大豆レシチン、卵黄に含まれるレシチンが卵黄レシチン。由来は違っても、どちらも同じレシチンです」(宮島さん・以下同) 大豆や卵黄から摂取可能なレシチンですが、宮島さんがおすすめするのは大豆食品から摂取すること。 ◆認知症患者の多くが亜鉛不足 「海馬をしっかり働かせるには、脳内の神経伝達物