リコーが2013年から売り出している「THETA(シータ)」が、プチブレークの兆しを見せている。リコーは事務機器が主力だが、防水・耐衝撃に特化した「WGシリーズ」や2011年にHOYAから買収した「ペンタックス」ブランドなど、コアなファンが着くデジカメを作るメーカーとしても知られている。 シータは、見た目からして通常のデジカメとは一線を画している。シータには通常のカメラのように液晶はなく、タテ13センチ、ヨコ4センチの機体には両面に半球型のレンズがあるだけ。表にシャッターボタンがあるくらいで、ほぼ表裏対称の形をしている。撮った写真はスマホに転送され、そこから映り具合を確認する。 シータの最大の売りは、撮れる画像が「360度パノラマ」という点だ。表裏両面のレンズから撮れた画像を合成することで、360度すべての風景を一枚の画像に納める。実際にスマホやパソコンで見る時には、画像をドラッグする事で
※本連載は『Pepperの衝撃!パーソナルロボットが変える社会とビジネス』(日経BP社)から抜粋して再構成したものです。 2014年6月5日Pepper発表 2014年6月5日、ソフトバンクモバイルは“世界初”をうたい、人型にデザインされた感情認識パーソナルロボット「Pepper」を発表しました。 発表会の冒頭、ソフトバンクグループの代表である孫正義氏がステージに登壇し、手に持った赤く光るハートをPepperに手渡しました。Pepperはそのハートを受け取ると自分の胸に装備されたタブレット画面のあたりに押し当てます。ハートはタブレット画面の中に溶け込んでいき、Pepperの身体の中でハートが光を放ち始めました。 これは人型ロボットにハート(気持ち)を与えた瞬間をイメージしたものですが、感情認識ロボットを製品化するという壮大なプロジェクトのスタートにはピッタリの演出でした。 孫氏はPeppe
無人飛行機=ドローンの実用化は、主に軍事用として進められてきた。イラク戦争からドローンを本格投入しているアメリカは、通称・イスラム国への爆撃にもドローンを使っている。 そして今や多数のセンサーやGPSを搭載し、自律飛行も可能な、数万円で買える市販モデルも珍しくなくなった。当然、犯罪者もドローンに注目している。 例えばアメリカとメキシコの国境では、麻薬を運ぶためにドローンを利用するケースが続出。フランスでは、原子力発電所の敷地内を不審なドローンが飛行し、大騒ぎとなった。本格的なテロへの悪用も時間の問題だろう。 日本も例外ではない。4月には放射能物質を載せた機体が首相官邸の屋上で発見された。15歳の少年が操縦するドローンは、善光寺の祭礼中に落下。数日後には、同じ少年が国会議事堂付近での飛行を試みて問題になったばかりだ。 悪いニュースが相次ぐなかで、「ドローンを規制すべし」という議論が巻き起こる
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首相官邸に落下して以降、皮肉にも世の中の関心を集めるようになったドローン。テロや犯罪への懸念が取り沙汰されているが、その形状は「ラジコンヘリ」に似ている。「どちらも同じでは?」と疑問に思った人は少なくないだろう。 ◆「ドローン」と「ラジコンヘリ」の違いとは? 「ドローン」の名が日本で知られるようになったきっかけは、2013年にAmazonがドローンによる配達計画を発表したことが大きい。IT・テクノロジーの分野で期待が高まる矢先、官邸や善光寺で度重なる事件が起こった。 ドローンとは、コンピュータ制御によって自律飛行する無人航空機(UAV)のこと。もともと軍事目的で開発されたが、近年では商業や民間利用の領域が広がっている。ローター(回転翼)を複数搭載したマルチコプター型のものが主流で、空撮などを楽しむホビー用としても一般向けに販売されているのが現状だ。 もちろん現在も軍事で利用されており、アメ
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