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  • 関電、九電の値上げのいい加減さ|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    関西電力と九州電力の料金値上げが申請され、その値上げ幅が妥当かどうかを電気料金審査専門委員会という「有識者」の会議が「審査した」ことになっている。 しかし、その審査の内容たるやメチャクチャだ。このままでは、辞書にある「有識者」の定義を書き直さなければならないだろう。 一つ例を挙げよう。 「事業報酬率」というものがある。発電用の資産(レートベースと呼ばれる)にこの事業報酬率を掛けたものが電力会社の利益に当たる事業報酬になる。 今回、両社はこの事業報酬率を2.9%とする申請を出している。 事業報酬率は、資を自己資と他人資に分け、他人資については全電力会社の有利子負債利子率、自己資については電力を除く全産業の自己資利益率を上限とし、公社債利回りの実績を下限とすることになっている。 つまり事業報酬率=他人資報酬率(有利子負債利子率)x他人資比率+自己資報酬率(自己資利益率及び公

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    GENMAI-T 2013/03/30
  • 野田総理の老朽危険原発支援|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    原発ゼロの会で、金子勝教授と東電破綻問題を詰める。 東京電力は、特別事業計画のなかに、福島第一原発の1-4号機の廃炉費用として、わずかに1兆1510億円しか計上していない。 それだけでなく、福島第一原発5-6号機、福島第二原発については廃炉費用を計上せず、減価償却費とメンテナンス費用で900億円を計上している。 野田首相、枝野経産大臣、これも国民負担にするつもりなのか。 原発50基を再稼働せず、廃炉にすると、原発の廃炉費用の積立不足1兆2312億円と原発の残存簿価2兆8000億円の合計4兆円あまりが電力会社の赤字になるので、経産省と電力会社は再稼働に必死なのだ。決して電力不足を心配しているのではない。 金子教授の指摘は、電力会社の廃炉費用の引当金は原発の稼働率が76%で40年動かすことを前提としている。つまり、事故で止まっている原発は引き当てができない。 事故が多く稼働率が低い

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    GENMAI-T 2012/07/05
  • 国民負担を増やす東電救済は駄目だ|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    政府と東京電力は、6月の東電の株主総会で、1兆円を投じて政府が東京電力の株を引き受けるという絵を描いている。 柴山昌彦代議士が、金曜日の自民党の会議で指摘したとおり、これは極めておかしな動きだ。 東京電力は、賠償金の支払いと廃炉費用の負担で、間違いなく債務超過になる。 そのため、経営陣が責任をとって退陣し、株主資を100%減資し、債権者の債権をカットするという破綻処理が必要だ。これをやることによって、株主資の減資分と債権カットした分、国民負担を減らすことができる。逆にそれをやらなければ、その分、国民の負担は増える。 株主総会で授権枠を増やし、7月にでも払い込みが終わってしまうと、おいそれとは破綻処理ができない。つまり、政府が1兆円を払い込んでから破綻処理することになれば、その1兆円も紙くずになる。つまり国民負担の1兆円が、紙くずになってしまう。 だから、政府が1兆円を払い込む

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    GENMAI-T 2012/05/26
  • 誰がウソをつかせたのか|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    東京にある外資系企業の経営者の集まる会で、講演した。その後の質疑応答で、現在、新聞、テレビが報道しているような荒唐無稽な東電救済案を政府が間違って提出するようなことは起きないだろうね、と質問が飛んだ。 いや、政府はまじめにそうした案を考えているようだ、と答えると、日は資主義なのか、いやその前に法治国家なのかと反発された。 東電株を持っている高齢者がかわいそうではないのかなどという質問が大手メディアから来るぐらいだから、我が国の資主義のルールはどこへ行ってしまったのか。 年金で東電株を買った高齢者は、東電は安全だ、東電株は国債みたいなものだと思って買っていたんだ、株式のリスクのことなんか知るはずがないではないか、知っていたらこんな株買っていなかったんだから、減資しろというのは乱暴ではないか、という質問すらするメディアがある。 高利回りのジャンクボンドを国債みたいなものだと思って

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    GENMAI-T 2012/03/11
  • またしても隠蔽された国交省河川局の犯罪|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    来年度の予算編成の中で、八ッ場ダムの建設をめぐる茶番がまた行われた。 民主党の前原政調会長がやるべきは、八ッ場ダムの建設の基となる基高水をきちんと確認することだったはずだ。 国土交通省の河川局は、ダム建設の基となる基高水をかなり長期間、捏造してきた。馬淵大臣の努力によって、その一部が明らかになった。しかし、馬淵大臣が交代した直後から、その捏造を隠蔽する作業に入った。 その隠蔽工作が悪質だったのは、国土交通省だけでなく学術会議という隠れ蓑をつかうことにより、来ならば権威ある組織であるはずの学術会議にキズをつけかねないことにある。 学術会議の基高水評価検討等分科会は、過去の洪水の計算流量を計算し、それを実績流量と比べている。 パラメータを固定した場合、もし「森林が生長するにつれて山の保水力が増す」のであれば、年を経るにつれて、計算値に対して実績流量は減っていくはずだ。

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    GENMAI-T 2011/12/25
  • やつらが隠してきたもの|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    東京電力福島第一原発の事故後、定期検査に入る原発を再稼働させるかどうかが議論になっています。 しかし、全ての原発を再稼働させる必要はないはずです。 日は、電力を安定供給するために、最低限いくつの原子炉を稼働させる必要があるのか、まず、経産省はそれを明確にしなければなりません。それもやらないというのは経産大臣の職務放棄以外の何ものでもありません。 そして、安全性の高い原子炉から順番に、これとこれを稼働させたいということを発表し、ハードウェアの安全性確認をストレステストなどで実施しなければなりません。さらにオペレーションなどのソフトウェアもきちんと確認し、その上で、事故を隠蔽してきた経営体質を一掃するために、経営陣の総入れ替えと外部取締役の登用などを行った上で、再稼働に向けての了解を取る作業を始めるべきです。 東京電力福島第一原発の事故は、孤立した事象ではありません。 過去の原発事

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    GENMAI-T 2011/09/20
  • 無念の経産相、辞任|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    鉢呂経産相が辞任した。 一連の発言が失言であることは否定しない。アホといわれても仕方ない。 しかし、残念だ。 鉢呂経産相は、野田総理の原子炉の新規立地はしない、耐用年数が来たものは確実に廃炉にするとの方針を着実に進めようとしていたし、それを実現するためのかなり大胆な人事を考えていた。 経産省内外の抜擢すべき人物の発掘を多方面に依頼していたし、ガンとよばれる幹部の異動も考えていたふしがある。 個人的にはかなり期待していただけに残念だ。 失言にはきちんと陳謝し、撤回する等の対応が必要だが、失言でやめさせるのではなく、誤った政策でやめさせるべきだ。失言した分を取り返すために死にものぐるいで働いて、正しい、推進するべき政策を進めるほうがプラスが大きい。 今回は、不思議なことに与党幹部からも後ろから鉄砲で撃つ発言があった。 なにか裏があったのだろうか。 東京新聞特報部、テレビ朝日の

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    GENMAI-T 2011/09/11
  • さあ、新しい日本へ|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    前原前外相が民主党の代表選挙に名乗りを上げた。 すぐに、彼には献金スキャンダルがある云々と言い出す人がいる。 彼が代表になったら、つまり首相になったら、すぐにスキャンダルを追及するという人もいる。 やめようよ、そんなこと。 この国が直面している問題は、深刻だ。議論はおおいに必要だ。でも、政策の議論もせず、スキャンダルの追及で、無駄な時間を費やすことは避けなければならない。 もちろん、前原さんにも説明責任がある。正式に立候補する前に、やましいことはきちんと説明するべきだ。それに納得できないのなら刑事告発でもして、当局に捜査してもらえばいい。国会議員の仕事は捜査ではなくて、立法であり、予算である。やるべきことをきちんとやろう。 前原さんが小沢一郎に媚びたり、すり寄ろうとしたりしないことを高く評価する。もう新しい時代にしていくべきだ。(お互いに) ただ、総理になるかどうかを自分でき

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    GENMAI-T 2011/08/24
  • 再生可能エネルギー固定価格買取制度Q&A|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    Q 再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度とは何ですか。 A 太陽光や風力、地熱をはじめとする再生可能エネルギーで発電された電気を、国が定める価格で一定期間、電力会社が買い取ることを義務づける制度です。 Q 買取価格はどうやって決めるべきですか。 A 買取価格は明確なルールを決める必要があります。種類別、規模別に国債利回りプラス一定の利回りを保証する価格を設定すべきです。 Q 第三者委員会を設置すべきという声がありますが。 A 価格設定ルールを決めずに第三者委員会に価格決定をゆだねると、電力会社・経産省よりの委員が暗躍し、不当に安い買取価格が設定されてしまうおそれがあります。 Q 電気料金の急激な上昇を抑えるために、当面、買取金額に何らかのキャップをかけることが必要だという議員がいますが。 A こういう主張をする議員は、例外なく電力会社派の議員です。買取価格にキャップをかけ

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    GENMAI-T 2011/08/03
  • なぜ自民党は...したのか?|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    自民党総合エネルギー政策特命委員会(山委員会)、第三回。 「これまでの自民党のエネルギー政策について」と称して、細田博之、野田毅、甘利明の三代議士と川口順子参議院議員が講師。 各講師の話とフロアからの質疑が一段落したところで、立ち上がって、質問をする。僕の質問は以下のとおり。 1.最終処分のための法律は、使用済み核燃料を全量再処理することになっている。毎年出てくる1000トンの使用済み核燃料に対して、再処理工場の能力は800トンしかない。また、国内で再処理されて出てくるプルトニウムはもんじゅの燃料として使われることになっているが、もんじゅは動いていない。なぜ、つじつまが合わないのに自民党は、全量再処理の法律を制定させたのか。 2.なぜ、自民党は、あれだけの反対の中、保安院を経産省の下に設置したのか。 3.なぜ、自民党は、全ての環境法令について原発を適用除外にしたのか。 4.な

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    GENMAI-T 2011/07/12
  • 「東電は後から破綻処理させます」|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    財務省主導の東電救済スキームは、巨額の報酬を得ている東電の経営陣には責任を取らせず、株主は保護し、金融機関の責任も追及しないのに、全国レベルで国民には値上げした電力料金を負担させるというとんでもない利権保護策だ。 当初、このプランに乗っていた経産省が、日和見をはじめた。 当初は、財務省プランでスタートするが、折を見て、東電を破綻処理させますという経産省プランを持って、経産官僚が議員会館を回り始めた。 財務省スキームに対する国民の抵抗が強いと見て、一人だけいい子になろうとしているのか(そんないい子でもないのだが)。 そんな回りくどい手法を使う必要性は全くない。堂々と最初から破綻処理させるべきだし、東電のやる気のある社員からも、ゾンビ企業の一員として、先が見えない中、可能性の閉ざされた企業で働くよりも破綻処理して一から出直す方がやりがいがあるという声も寄せられる。 今朝も楽天の三木谷

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    GENMAI-T 2011/07/08
  • 原発の再稼働はできるか|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    定期点検で停止した原発の再稼働が、今後、問題になってくる。 再稼働は、そう簡単ではない。 まず、国が事故を踏まえて厳しい安全基準を策定する。原子力安全委員会や保安院は、どう考えているのだろうか。やる気があるのだろうか。 そして、再稼働させようとする原発に関しては、ストレステストを行って、合格したものだけが再稼働の対象となる。 複数の専門家から、実は政府は原子炉ごとにリスクを計算して数値化したものを持っていると聞いた。そうしたものも全て公開すべきだ。 再稼働の条件はハードウェアだけではない。 NHKの水野倫之解説委員や山崎淑行記者らは、最近出版されたの中で「先輩の記者には、『彼ら(電力業界)のいうことは信じるな』と指導されたものです」と述べている。 これが原発に関して何らかの情報をとろうとしたことがある関係者の共通した感覚だろう。まず可能な限り情報を出さない、そしてやむを得な

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    GENMAI-T 2011/06/16
  • 世界は金融機関を中心に回る?|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    東電の賠償金の支払いスキームについて、党部で、日の金融機関から話を伺う。 日の金融機関の危機感がにじみ出る、というか、なりふりかまわず助けてくれっ、というプレゼンテーションだった。 プレゼン資料のなかに、『損害賠償負担の適性配分』という項目があり、そこには 一、国(原賠法に基づく賠償措置額:1200億円) 二、東電(コスト削減・資産売却などによる自助努力) 三、東電株主(配当削減、減資・希薄化負担) 四、電力利用者(電力料金値上げ負担) 五、国民(税負担による国の援助) とある。 なんか違和感を感じて、よくみると、「債権者」が抜けている。 (東電の経営陣の退陣も抜けているが。) と、次の項目が「債権者(社債権者・金融機関)負担の是非」とある。社債5兆円、融資4兆円の合計9兆円は、全額守られるべきとの主張だ。 電力料金の値上げや税金の引き上げはするが、債権者は全

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    GENMAI-T 2011/06/16
  • こうすれば官僚になめられる|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    ぼくのブログの右下にカテゴリ別の目次がある。その「国土交通省スキャンダル」というところをクリックしてもらうと、国交省の道路局と河川局の犯罪について書いたブログがずらっと出てくる。 一番さかのぼった2009年4月29日が事の発端だ。 その中に出てくるのが道路の下にできた空洞を調査する技術もないことがわかっているのに、国交省と共謀して調査を受託し、まったく空洞を発見することができず、大問題となった財団法人 道路保全技術センターだ。 (時間があればこのカテゴリを順番に読んでいただくと、この犯罪の全貌がわかる) その事件の張人である佐藤信彦元理事長(元建設省技監)が、センターに対して、退職金776万円の支払いを求める訴えを起こした。 そして、センターの代表清算人は、口頭弁論でこの主張を認めたため、判決では支払いが認められる可能性が大きい。 前原元国土交通大臣が、この問題ではセンターの

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    GENMAI-T 2011/06/09
  • 自由民主党エネルギー政策議員連盟|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり

    来週火曜日の午後4時、自民党部にて、自民党のこれまでのエネルギー政策を転換しようとする議員連盟が立ち上がります。 私も四人の共同代表の一人に就任します。 この議員連盟は、現職の自民党の衆議院議員、参議院議員だけでなく、自民党の選挙区支部長、つまり、次の総選挙の自民党の候補者にも門戸を開いています。 あなたの地元の自民党の国会議員、候補者は、この議連に参加していますか? 『自由民主党エネルギー政策議員連盟 我々自由民主党は、1955年以来半世紀以上も政権の座にあり、日の原子力政策を最初から担ってきた。石油のほぼ全てを輸入に頼る我が国が、石油に依存しなくても済むエネルギー体制をつくろうと原子力の平和利用に着手したことは正しい選択であったといえるだろう。 しかし、福島第一原発の事故で明らかになったことは、長期政権時代に原子力政策を一貫して担ってきた自由民主党の責任である。自由民主

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    GENMAI-T 2011/06/08
    地元の議員の参加を確かめてみる
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