特定表現規制の話に関して―特定表現をめぐった一連の騒動のきっかけについて、僕は元の作品がどのようなものだったかが重要だという言説は違うと思う。「正しさの話」をするのはもちろん必要な話だが、本気で「敵」に抗うのなら重要度としては低い部類に入るだろう。冗長になったので省いたが、嫌だと思っているジャンルのことを詳しく聞きたい人も・調べようとする人もいないのだ。元の作品の情報などニュースで聞いたのを鵜呑みで終わりだ。調べるわけがない。普段の自分たちがそれだけひとつひとつの情報に誠実に向き合うかどうか考えてみて欲しい。嫌いなものはストレスになるからなるべく省くし、無関心なものはもちろん調べない。 正しさの話なら勝負が成立すれば勝てるだろう。しかしこのままでは現実の決着は規制派の思うがままになる。この反論しやすいポイントに奔走しているうちにそれとは全く関係のないところで話が進んでいる。僕らが憤慨して必