昨年、僕のもとへやって来た中判デジタルのFUJIFILM GFX50SIIは、僕が当初想像していたより遥かに濃密に、僕の写真生活にフィットした。その理由は、手元にあった35mm判のペンタックスKマウントのレンズが使えたからだ。 多少、周辺減光は見られるものの、クロップせずにそのままGFXで使えたことはうれしい誤算だったし、なかでもフィルム時代のレンズであるsmc版のFA Limited三姉妹レンズがフィットしたことが大きかった。 smc FA Limitedはふだんから僕がPENTAX K-3 Mark IIIなどで気に入って使っている最も愛着のあるレンズ。それが中判デジタルでも使えるとなると、当然ながらGFXの出番も多くなる。GFXの純正レンズを複数手に入れようとするとかなり高価だから、そういう意味でもすでに手持ちのレンズが使えることはコスト的にもありがたい。
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