河北新報 東北のニュース／昭和の風情さらに色濃く 「Ｘ橋」写真集、新装出版 仙台昭和の風情さらに色濃く 「Ｘ橋」写真集、新装出版 仙台 元寺小路付近で撮影した一枚。懐かしい風景が切り取られている＝１９７７年 仙台市宮城野区の印章店経営庄子喜隆さん（５５）が、ＪＲ仙台駅北側のＸ橋（正式名・宮城野橋）付近を中心に撮影した写真集「昭和のＸ橋界隈（かいわい）－あの頃の仙台の町並み－」の新装版を自費出版した。２００４年に出版した同名の写真集より大幅に収録枚数を増やし、昭和期の仙台の雰囲気を色濃く伝えている。 写真集はＡ４判ほどのサイズで６８ページ。前回の写真集は６４枚を収録していたが、今回は宮城野通や青葉通など、Ｘ橋から範囲を広げて撮影した作品を加えて計１３４枚を収めた。 写真は全てモノクロで、庄子さんが東北学院大の写真部員だった１９７７（昭和５２）年に撮影したものが中心。宮城野区原町の自宅から青葉区の土樋校舎に通う途中にカメラを向けた光景が多いという。 元寺小路や二十人
