粘土で作った本物そっくりのお菓子。デコスイーツとかフェイクスイーツとか、今やすっかりおなじみのものだ。色とりどりのフルーツ、かわいく盛ったクリーム、そしてビスケットやドーナツ、チョコレートなどファンシーで心躍る甘いものたち…ああ、文句なくかわいいぜ。 しかし、スイーツでファンシーなお年頃をとっくに過ぎた自分には、それらの造形ぶりはいささか甘過ぎると言わざるをえない。「いささか」とか言ってる時点で、ワシはお呼びでないだろう。 ならば、もっと渋い世代に向けたフェイクスイーツがあってもいいのではないだろうか。 (乙幡 啓子) 渋い菓子、揺らぐ基準 渋い世代。そうなると素材はあれだ、ババ菓子・・・いわゆるシルバースイーツである。じいちゃんばあちゃんちに行くときっと出してくれた、あの色数少なく彩度の低い菓子たち。色は付いているがどう見ても果汁由来でなさそうな菓子たち。あれを作って、その渋さに震えてみ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く