チャパーエフと空虚posted with amazlet at 09.07.21ヴィクトル ペレーヴィン 群像社 売り上げランキング: 56546 Amazon.co.jp で詳細を見る 会社で資格をたくさん取ると図書カードをくれる制度ができ、それでもらった図書カードで購入した本。本来なら「またこれで別な資格の問題集でも買え、な?」ということなのであろうが、会社の意向とは正反対に、また、どうしようもない小説を読んでしまった! という感慨でいっぱいの読後感。「ロシアの村上春樹」、「ターボ・リアリズム*1の旗手」と評されるペレーヴィンの最高傑作という噂なのだが、ここまでどうしようもない小説だと、別な作品に手を出そうかどうか正直迷わなくもない。死ぬほど笑える部分もあるのだが、空虚な幻想と妄想が、空虚な現代ロシアとリンクする……と言われても、なんだか……。 二〇世紀初頭、革命派と反革命派がロシア国
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