2005 年度 国際学研究科修士論文 宇都宮大学大学院国際学研究科 国際社会研究専攻 MK030119 岩永健吾 「越境」するドミニカ共和国のポピュラー音楽、バチャータ i 論文要旨: 本論文はカリブ海ドミニカ共和国発祥のポピュラー音楽であるバチャータの「越境」過程 について考察する。バチャータはかつて都市下層の人々と結びつき、主流社会の人々から は「低俗」な音楽と見なされていた。本論文の目的は、バチャータの実践者が都市下層の 地域的・階層的境界を超えてポピュラー音楽の「場」における「文化的正統性」を獲得す るまでの過程を、音楽生産・流通・消費などの視点から明らかにすることである。 ドミニカ共和国における社会階層の形成の特徴は、政治や資本へのアクセスを持ってい たごく少数の商業ブルジョアジーあるいは政治エリートと、自給自足の生活をしていた大 多数の自作農との間の経済的・社会的地位の圧倒的
フォホー(Forró)とは? フォホー(Forró。ノルデスチ訛りではフォローとカタカナ 表記するのがより近いが、日本では一般的にフォホーと書くことが多い)は、一般にブラジル北 東部(Nordeste)地方の民衆が楽しむ独特のリズムのことで、またそれにより演奏される音楽や踊り を言います。最近では北東部地方だけではなく、リオ・デ・ジャネイロやサンパウロなどの大都市を はじめとして、全国的に人気があり、若者達にも人気のある音楽文化として定着してきました。 音楽的にフォホーをもう少し細かく定義すると、アコーディオン(サンフォーナsanfona)、低音太鼓(ザブンバ zabumba)、トライアングル(トリアングロtriangûlo)のトリオ編成、またはこれにギター、ドラム、ベース などを加えた編成で演奏されるブラジル北東部地方独特のリズム(主にバイアォン(Baião)、シャシャード(Xaxado
Lawrence M. Principe, The Secrets of Alchemy (Chicago: The University of Chicago Press, 2012), 1–7. The Secrets of Alchemy (Synthesis) 作者: Lawrence M. Principe出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr発売日: 2012/11/01メディア: ハードカバー クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る 最近ついに発売された西洋錬金術の通史を入手したので、イントロを読んでみました。 ーーーーーー 錬金術は今日にも多くの仕方で生き残っています.小説などの題材に取り上げられたり、錬金術という語が持つイメージを利用した書物のタイトルがつけられたりしています.それだけでなく,大学の研究者を含む,かなりの人々が実践的な金属
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