富山県南砺市の山あいにあるスキー場の跡地で、今月16日に地滑りが発生し、20日未明には再び土砂が動きだして一部が近くの集落に達しました。周辺の6世帯9人が自主的に避難していて、市が災害対策本部を設置して、監視に当たっています。 土砂は、19日夜の時点で近くの中村集落や県道の手前、200メートルほどのところで止まっていましたが、20日午前0時半ごろからおよそ1時間、土砂が再び動いたのが富山県が設置した観測機器で感知されました。現在は、県道や中村集落に一部の土砂が達しているということです。 南砺市は20日、災害対策本部を設置して富山県とともに担当者を現場に派遣して県道の通行を規制するとともに監視を続けています。 この地滑りで、20日午前9時半現在、周辺の6世帯9人が、コミュニティーセンターや森林組合の宿舎などに自主的に避難しているということです。 南砺市によりますと、土砂がさらに流れ下って県道