男性が多数派の学校や職場で、「初めて」に挑む女子高校生たちがいる。小さな一歩かもしれない。でも、性別にとらわれず、思い切って踏み出した彼女たちの思いは――。(三島あずさ、円山史) 男子校として105年前に創立し、共学化して9年目。男女比7対3の私立三田学園高校(兵庫県三田市)2年の堀内妃(ひめ)さん(16)は今年1月、生徒会長に立候補した。 男子が出たら負けるだろうな。選ばれても、男子が女子の私についてきてくれるかな。不安だったが、「学校が大好き。先輩が守ってきた伝統をつないでいきたい」との思いが勝った。結局、ほかに立候補はなく、同校初の女子生徒会長に就任した。 11月にある文化祭の目標に定めた言葉は「Boys and Girls Be Ambitious(少年と少女よ、大志を抱け)」。女子もどんどん前に出て行こう、という思いを込めた。 男子に「カイチョー!」とからかわれたり、ザワザワして
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