(CNN) 豪南東部ビクトリア州に位置する小さな町の裏庭で見つかった迷子の子犬が、イヌ科の哺乳類「ディンゴ」の純血種であることがこのほど明らかになった。絶滅の脅威にさらされているディンゴの純血種が見つかったことで、保護活動に携わる団体からは喜びの声が上がっている。 「ワンディ」と名付けられた1歳に満たないこの子犬は、8月に小さな町の民家の裏庭で発見された。発見した家族は迷い犬だろうと考えたが、飼い主が現れないので近くの街の動物病院に連れていくことにした。 病院の獣医師が診察したところ、ワンディの背中には何かに引っかかれたような痕があった。大型の猛禽類によってさらわれ、裏庭に落とされたのではないかと獣医師は見ている。周辺地域には数種類の猛禽が生息しており、時折子羊や小犬をさらっていくのが目撃されているという。 近隣を拠点に活動する豪ディンゴ基金の責任者、リン・ワトソン氏はワンディのことを聞き
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