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ブックマーク / sociology.jugem.jp (6)

  • 多項ロジスティック回帰分析の結果の解釈 | Theoretical Sociology

    先日あるを読んでいて多項ロジスティック回帰分析の結果を読み間違えている部分を見つけたので、啓蒙のために書いておく。多項ロジスティック回帰分析は結果が読みにくく解釈が難しいので、私はできるだけ使わないようにしているが、使わざるを得ない場合もある。それゆえ、解釈の際の注意点など書いておくことは意味があろう。 例えば、高齢者の介護を誰が担うべきか(選択肢は、「1家族」、「2施設」、「3場合による」の3択)、という態度と教育年数の関係を明らかにしたいとしよう。介護に関する態度を従属変数、教育年数を独立変数と考えると、分析方法の一つとして多項ロジスティック回帰分析が考えられる。「1家族」、「2施設」、「3場合による」を選ぶ確率をそれぞれ, p1, p2, p3 とすると、 という二つの回帰式を立てて係数を同時推定するのが多項ロジスティック回帰分析である。ちなみに従属変数のカテゴリが増えればそれに比

    Gen
    Gen 2021/04/11
  • Erola 2010, 「なぜ確率は社会学では成功できなかったのか」 | Theoretical Sociology

    Jani Erola, 2010, "Why Probability Has Not Succeeded in Sociology," Sociology, Vol.44 No.1, pp.121-138. なぜ確率・統計がこれまで西欧の社会学であまり用いられてこなかったのか論じた論文。英、独、仏の社会学では、大多数は理論的研究か質的研究を行っており、確率・統計を用いた研究は少数派であると Erola は言う。Erola によれば、経済学や心理学ではあれほど確率・統計が用いられているにもかかわらず、社会学だけは用いていないため、心理学や経済学との協同が困難になっている。また、確率論的に考えることで古典的決定論を回避することができるので、事実の記述や説明を単純化できる。さらに不確実性やリスクといった現代的な問題も確率論を援用すればずっと扱いやすくなるという。これほど確率・統計には大きな効用が

    Erola 2010, 「なぜ確率は社会学では成功できなかったのか」 | Theoretical Sociology
    Gen
    Gen 2014/04/12
  • ロジスティック回帰分析の結果のまとめ方 | Theoretical Sociology

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    ロジスティック回帰分析の結果のまとめ方 | Theoretical Sociology
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    Gen 2013/12/08
  • 盛山和夫著『社会学とは何か』を批判的に読む | Theoretical Sociology

    社会学とは何か―意味世界への探究 (叢書・現代社会学) 社会学とは何か―意味世界への...の他のレビューをみる» 盛山 和夫 ミネルヴァ書房 ¥ 2,940 (2011-02) 書は盛山社会学の到達点を初学者向けにわかりやすく説いたもので、専門書というよりは入門書である。以下はこの書評を書くためのメモである。 痛快・伝奇的剣豪小説? 私は書を読んで山田風太郎の『魔界転生』を思い出した。『魔界転生』とは、主人公である柳生十兵衛が、魔界から魔人として蘇った宮武蔵、荒木又右衛門ら名だたる剣豪たちと対決し、勝利する物語である。盛山は書の中で、G. ジンメル、G. H. ミード、M. ヴェーバー、T. パーソンズ、N. ルーマン、J.S. コールマン、といった古典的な社会学者たちを鬼籍からよみがえらせたうえで次々に対決し、鮮やかに切り捨てていく。そのような一風変わった剣豪小説を楽しみたい

    盛山和夫著『社会学とは何か』を批判的に読む | Theoretical Sociology
  • Theoretical Sociology

    Joop de Boer and Harry Aiking, 2024, "Citizens and conspiratorial anti-science beliefs: Opposition versus support in 38 countries across Europe," Public Understanding of Science, Vol.0 No.0, pp.09636625241245371. 陰謀論的信念の探索的な国際比較研究。明確な仮説は無し。Eurobarometer (Spring 2021) を使った国際比較。従属変数は、「がんを完治する方法は存在するが、企業の利益のために秘匿されている」「ウィルスは市民の自由を統制するために政府の実験室で製造された」という二つの言明について正しいと思うかどうかを示す二値変数を平均したもの(0, 0.5, 1 のいずれ

    Theoretical Sociology
  • 読書ノート: アメリカ社会科学における統計学的転回:コロンビア大学1890〜1915 | Theoretical Sociology

    下記論文の読書ノート。 Charles Camic and Yu Xie, 1994, "The Statistical Turn in American Social Science: Columbia University, 1890 to 1905," American Sociological Review 59(5): 773-805. 著者らによれば、新しい学問分野を確立(例えば大学のポストや学会の創立や拡大)しようとする際、その学問分野(の主導者)は "newcomer's dilemma" に直面する。 "newcomer's dilemma" とは、その新しい分野は、科学(ないしは学問)と言えるほど既存の諸科学と類似した科学的方法論を備えているが、しかし、それは既存の学問分野とは独立した分野であるといいうるほどに異なる研究対象や方法論を持っていなければならない、というジレ

    読書ノート: アメリカ社会科学における統計学的転回:コロンビア大学1890〜1915 | Theoretical Sociology
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