ブックマーク / chikawatanabe.com (6)

  • On Off and Beyond : ゲームは役に立つという話し再び

    以下、新日監査法人が出している「株式公開センサー」という季刊誌に4月のはじめに書いたコラムです。「Sarbanes Oxley法ができてから、ミニベンチャーでも、公開すると毎年200万ドルもコンプライアンス費用がかかります」、という話。 ****** ベンチャーキャピタルから投資を受けたベンチャーにはエグジットが必要だ。エグジットは文字通り出口。ベンチャーキャピタルが自分の持分をキャッシュに変えるイベントである。IPOがその最たるものだが、M&Aで企業を売却するのもエグジット。これ以外に、経営陣が投資家の株を買い取るという手段もあるが、投資家にとっては大したリターンが見込めないし、経営側もどこかからキャッシュを調達してくる必要がある。ということで、これはIPOもM&Aもだめなときの最後の手段。 最も望ましいエグジットはIPOだが、日に比べてアメリカではその敷居は高い。上場企業がたくさん

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  • GoogleMaps+Craigslist=こりゃ便利!

    HousingMaps これは便利。非常に便利。Craigslistにある不動産情報が、GoogleMaps上でビジュアルに見られる。賃貸も売買もある。部屋だけ貸すよルームメート募集物件もある。黄色い吹き出しは写真つき。価格帯ごとに見ることができるが、1500-2000ドルの下が1250-1750ドルと重なっていて、 「できれば1500ドルまでがいいけど、いい物件だったらもうちょっと出してもいいなぁ」 といった利用者の心をわかっている。これからアメリカで家探しをしなければならない方は必見です。Craigslistは特に賃貸情報は非常に充実してます。ルームシェアのように、ほかでは入手しづらい情報はここに限る!という感じ。(ご参考まで、販売物件はベイエリアだったらこちらに網羅されてます) 日だと、リクルート様のご尽力によりこの手の情報は一括してビジュアルに見やすい紙媒体がそろっているが、アメ

    Genpaku
    Genpaku 2005/06/03
  • Pentagonの失敗

    アメリカは資主義の国である。「そんなのあたりまえじゃん」と思うかもしれない。しかし、当に主義主張として資主義を信じ、その基盤の上に国家を作り上げている国なのだ。資主義とは基的には「自由競争によって最適状態が訪れる」という信念のことだが、これを信じている日人は、実はほとんどいないのでは・・・。 さて、そのアメリカの信念をうかがわせる事件が今日ニュースに。Pentagon(のDARPA)が中東情勢の先物市場を設立しようとした、というもの。詳しくはSan Francisco Chronicleの記事などご覧下さい。中東情勢を読み、ある出来事にかける。それが当たったら儲かる、という市場を気で作ろうとしたのである。その名もFutureMAP いわく。 Traders could buy and sell futures contracts based on their predicti

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  • On Off and Beyond: サーチ・独立・株式市場ー1

    アメリカは昨日から夏時間になった。急に日が長くなって、8時くらいまで明るい。この間ラジオで聞いたのだが、初めて夏時間を導入したとき、ゴルフボールの売上が30%増えたそうだ。8時とか9時まで明るければ、仕事の後にゴルフできますので。 もとい。 ちょっと古いが、Scientific American 2004年12月号のCommon Senseは、どういうときに、全体が、それを構成する個人より優れた知恵を生み出すか、という話。構成員が「独立し」、「分散して」、「それぞれが勝手な理解の仕方をする」という条件を満たしていなければならない、と。 記事では全体が個より優れている例をいくつかあげている。 例1 In one experiment, participants were asked to estimate the number of jelly beans in a jar. The gro

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  • M&Aのお値段

    JuniperがPeribit NetworksとRedline Networksを買うことを発表した。「この買収のシナジーやいかに」といったことは、リンク先の記事をお読みいただくとして、未公開企業を買う値段について。 発表によれば、Peribitは株+ストックオプション+キャッシュで3億3700万ドル、Redlineは同じく株+ストックオプション+キャッシュで1億3200万ドル。ちなみにこの二社で売上は計4000万ドル位とのこと。 ふむ。ということは。 企業価値の合計(3億3700万+1億3200万)の4億6900万ドルを4000万ドルで割ると11.7。これが売上マルチプル。(このあたりの計算については、未公開企業の価値の計算エントリーをご参照くださいませ) ちなみに、Juniper体の売上マルチプルは、企業価値が1242億ドルで、昨年度の売上が13億ドルだから9.3。小さい会社だから

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  • Chika Watanabe/渡辺千賀: テクノロジー・ベンチャー・シリコンバレーの暮らし

    今日、Wall Street Journal(オンライン版)を見ていたら、檻に入ったシマシマ囚人服の人の写真の広告が。「ミハエル・ホドルコフスキーの『見せしめ裁判』でロシアは民主主義から後退」とかいてある。ホドルコフスキーといえば、ユーコス石油の元オーナー。Putinとの対立の後、現在入獄中の人。思わずクリックしてしまった。そうしたらこんなサイトへ。 Russia in Focus Blog形式でロシアに関するニュースが掲載してあるが、右のほうにFeatured Commentaryとして、I am a Patriot of Russiaというホドルコフスキーの弁論が載っている。サイトの運営者が誰かなどはどこにも書いていない。 これはホドルコフスキーの地位回復キャンペーンか、とちょっとGoogleで調べてみた。 そうしたら、こんなニュース・リリースが見つかった。 APCO Online(R

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    Genpaku
    Genpaku 2005/05/06
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